IFRS、任意適用会社が存在しないのは銀行など10業種~東証
カテゴリ:09.企業財務 トピック
作成日:07/22/2016  提供元:21C・TFフォーラム



 東京証券取引所は7月20日、2016年3月決算会社まで(3507社)の「会計基準の選択に関する基本的な考え方」の開示内容の分析結果を公表した。

 メインテーマは「IFRS適用に関する分析」。IFRSを適用済・適用決定・適用予定の合計は141社(23業種)であることが分かった。2016年6月末時点における141社の時価総額の合計は139兆円。東証上場会社の時価総額(481兆円)に占める割合は29%だった。

 141社の内訳は、適用済が85社、適用決定が30社、適用予定が26社。「IFRS適用に関する検討を実施している会社」は233社を数える。

 業種別にみると、電気機器(21社)、医薬品(14社)、情報通信業(13社)、卸売業(12社)、輸送用機器(12社)、サービス業(12社)に多い。

 なお、任意適用会社が存在しない10業種は、銀行業(87社)、繊維製品(53社)、倉庫・運輸関連(36社)、パルプ・紙(24社)、電気・ガス業(23社)、海運業(14社)、保険業(12社)、水産・農林業(11社)、鉱業(7社)、空運業(5社)。

 詳細は、こちらを参照のこと。