日税連が「電子申告(eLTAX)に関する要望」をまとめる
カテゴリ:13.会計士・税理士業界 電子申告
作成日:09/17/2014  提供元:21C・TFフォーラム



 日本税理士会連合会(池田隼啓会長)は、平成25年分の電子申告に基づき、改善を要すると思われる課題及び問題点を抽出、要望事項を取りまとめているが、地方税電子申告(eLTAX)についても、「特に実現を求めるもの」、「早期に実現を求めるもの」、「中長期的に実現を求めるもの」に分けて総務省、国税庁等関係機関に要望している。

 「特に実現を求めるもの」では、1)全市区町村の電子申告(eLTAX)の早期受付体制を構築すること、2)運用時間を拡大すること、3)一般的なOS、ブラウザ等の変更に早期に対応すること、4)Javaを利用しなくても利用可能なシステムにすること、5)メッセージボックスについて、保存期間を延長すること、を挙げている。

 また、「早期に実現を求めるもの」では、1)対応税目を拡大すること、2)利用可能な文字を増やすこと、3)データの保存機能を改善すること、4)届出書等の入力の改善、5)利用届出について利便性を向上させること、6)暗証番号について改善すること、7)メッセージボックスを改善すること、8)電子納税の利便性を向上させること、9)電子申告のあり方等に関する協議の場を設けること、10)個人開業医の社会保険診療報酬に係る事業税の非課税金額について計算書類の提出を不要にすること、11)都道府県、市区町村ごとのプレ申告データの取扱いを統一すること、と要望項目は多岐にわたる。

 「中長期的に実現を求めるもの」については、eLTAXとe-Taxを統合システムで運用すること、を求めている。