3月期決算会社の32%が6月29日に定時株主総会開催
カテゴリ:16.その他 トピック
作成日:06/17/2016  提供元:21C・TFフォーラム



 日本取引所グループは6月10日付で東証上場2016年3月期決算会社(対象:2,355社)の「定時株主総会の開催日集計結果」を公表した。最集中日は、6月29日(水)。759社を数え、全体の32.23%を占める。ただ、前年比で9.1ポイントの減少。「集計開始以来の最低水準」となる。

 定時株主総会の開催は、例年「6月最終営業日の前営業日」(当該日が月曜日である場合は、その前週の金曜日)に最も集中する。29日に次いで集中率が高かったのは28日(火)の19.96%(470社)、24日(金)の17.37%(409社)と続く。

 集中率は、1995年の96.2%をピークに分散化傾向にある。2001年には79・5%、2005年には59・8%、2008年には48・1%、2014年には初めて40%を割り、38・7%になった(翌2015年は41.3%)。

 コーポレートガバナンス・コード(補充原則1-2③)はもちろん、6月2日に閣議決定された「日本再興戦略2016」でも、「~対話を重視する企業が株主総会の日程や基準日を欧米諸国等の状況と比較しても合理的かつ適切に設定する」旨、定時株主総会の開催日の分散化を促す取組が謳われている。来年は20%台にまで分散化するか、7月に総会を開催する企業が登場するか、注目される。

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