税金の還付が凍結されました! 1
   
作成日:03/11/2009
提供元:マネーコンシェルジュ税理士法人
  


いよいよ、2月16日から本格的に確定申告の受付が始まりました。

医療費控除や住宅ローン控除(1年目)などを適用される方は、通常、税金が戻ってくることになります。

税金の還付って楽しみですよね。

税金といえば払うもの、というのがなかば常識ですが、それがこのときだけは、自分の通帳に税務署から入金されるのですから、うれしいものです。

でも、アメリカのカリフォルニア州ではこの税金の還付が凍結されました!

今回と次回はその話です。


■アメリカの確定申告事情

ご存知の方も多いでしょうが、アメリカでは、日本のように一部の人だけが確定申告をするというのとは真逆で、基本全員が確定申告をすることになっています。

とはいえ、多くの方が税金還付になるそうなので、確定申告は別名「Tax Return」とも呼ばれています。

日本の場合、税金の種類は、所得税という国税と住民税という地方税が基本です。

アメリカでもそこは似ていて、「Federal Tax(連邦税)」と「State Tax(州税)」の2つが基本です。

しかし、州によってはState Taxが0円というところもあるそうです。


■破綻寸前のカリフォルニア州!?

一方、アメリカには、西海岸に「カリフォルニア州」があります。
首都はサクラメントで、ハリウッドのあるロサンゼルスや有名企業を多数輩出しているシリコンバレーなどがあります。

そのカリフォルニア州では、実は、ここ大阪と同様、財政破綻の危機に直面しています。

州知事の1/15の年頭施政方針演説では、

「このままでは2月中にも、わが州は支払い不能に陥る」

と、非常事態宣言を出しました。

続きは次回です。