第218回 読んでほしいページに誘導するコツ
(2014/06/24)

◆誘導の大切さ

 当たり前のことですが、ホームページで反応を取るには、アクセス者にコンテンツを読んでもらわなければなりません。

 そのためには、ホームページにアクセスしてくれたお客さんを、読んでほしいページに誘導する仕掛けが大切です。

 いくらお客さんにアピールできるすばらしいコンテンツがあったとしても、アクセス者がその存在に気付かなければ、誰もそのページを読んでくれません。

 コンテンツを読んでもらえないということは、ホームページでアピールしている商品やサービスの良さが伝わらないということですから、まったく成果にはつながらないでしょう。

 ですから、アクセス者に「コンテンツを読んでもらうための誘導」がとても重要になってくるのです。


◆アクセス者を誘導する方法

 アクセス者を誘導する方法には、

・メニューを使った誘導
・リンクを使った誘導
・バナーを使った誘導

などいくつかありますが、今回は「メニューを使った誘導」についてお話します。

 メニューの種類は

・ヘッダーメニュー
・サイドメニュー
・フッターメニュー

ですが、もっともクリック率が高くて、アクセス者を誘導しやすいのはヘッダーメニューです。

 弊社サイト(http://www.akibare-hp.jp/)でも、ヘッダーメニューは大きく目立つようなデザインにしています。

 これは「サイドメニューよりもヘッダーメニューのほうがクリック率が高い」ことがわかっているから。

 ホームページにアクセスしてくれたお客さんを、狙ったページに誘導するにはヘッダーメニューを活用しない手はありません。

 ですから、皆さんも「ヘッダーメニュー」はできるだけ目立つデザインにすることをおすすめします。


◆左側からクリックされる?

 日本語は左書きですから、ヘッダーメニューでは左にあるメニューからクリックされる傾向があります。

 こうした傾向を取り入れて、アクセス者にぜひとも読んでもらいたいコンテンツを、メニューの左から順に配置するとよいでしょう。

 ただ、問合せや申込みがほしいからと、ヘッダーメニューの左側にそれらのメニューを置いてはいけません。

 リアルで営業するとき、いきなりお客さんに「申し込んでください」とは言わないですよね。

 まずはお客さんが興味を持ってくれそうな話をしながら、タイミングを見計らって実際の取引の話を切り出すはずです。

 これはホームページも同じこと。

 まだ御社のことが何もわかっていない段階で申込みに誘導しようと思ってもうまくいきません。

 また、メニューの文言についてもひと工夫が必要。

 長々としたものよりは、パッと見てクリックしたくなるようなものがベターですから、いろんなホームページで研究してみてください。

 このようにアクセス者を狙ったページに誘導する仕掛けを組み込むことで、反応の取れるホームページにつながりやすくなります。

 もちろん、誘導先のコンテンツには、自分が「話したい」情報を掲載するのではなく、アクセス者が「知りたい」情報を掲載することを忘れないでください。