第217回 クリック率がアップする写真の使い方
(2014/05/27)

 今回は「クリック率がアップする写真の使い方」についてお話したいと思います。

 皆さんも行われていると思いますが、弊社でも自社サイトを日々調査分析し、改善しています。

 その中で、実際に効果のみられたテクニックやノウハウを皆さんに展開するようにしているのですが、今日ご紹介するのもその一つです。


◆リンクをクリックしてもらうには?

 「リンク」とは、文字や画像をマウスでクリックしたときに、別のページへ移動するための仕組みです。

 「詳しくはこちらへ」「お問合せはこちら」といった文字をクリックすると別のページにジャンプするというのをよく目にされるのではないでしょうか。

 このようなリンクをクリックしてもらうには、まず「ここにリンクが張られていますよ」ということをアクセス者に気づいてもらわなければいけません。

 そのためには、

・リンクの文字色を「青色」にする
・リンクするテキストの頭に「→」をつける
・テキスト全体にリンクを張る

などといったテクニックがあります。


◆クリック率を上げるコツ

 上記のようなテクニックは弊社でもすでに行っていますが、最近の調査結果でわかったことがあります。

 それは「写真」を活用すること。

 クリックしてほしいリンクの周辺に写真を掲載するのです。

 「写真はアクセス者の目を引く」ということはご存じだと思いますが、どんな写真を選ぶかでクリック率が違ってきます。

 ポイントとなるのが「写真の選び方」で、とくに「人の顔の写真」が重要であることがわかってきました。

 弊社のサイトで、クリックしてほしいリンクの周辺に掲載していた写真を「モノの写真」から「人の顔が写っている写真」に変更したところ、クリック率(そのリンクを表示した人のうち、実際にリンクをクリックした割合)がグンとアップしたのです。

 さらにトライアンドエラーを繰り返した結果、

・風景写真やモノの写真よりも「人の顔」の写真を使うことでクリック率がアップする

ということがわかりました。

 人間は、人物の顔に自然と目を引かれるという心理的効果があるため、その写真の近くにあるリンクのクリック率が高くなるわけですね。

 ぜひ皆さんも、クリックしてほしいリンクの周辺に「人の顔が掲載された写真」を置くようにしてみてください。

 なお、こうしたことは細かなテクニックですが、大切なのは「トライアンドエラー」。

 仮設を立ててホームページを修正し、結果を検証してまた修正していく、この繰り返しがホームページを大きく育てます。

 ぜひこのことを忘れずにホームページを育ててくださいね。