今回は「誘導」の方法でホームページの反応率を高めよう、というお話です。 ◆ホームページ内を回遊してもらう あなたのホームページへのアクセス者には、「回遊」してもらうことが重要です。 ここで言う「回遊」とは、サイトを訪れたアクセス者にサイト内の他のページを見てもらうこと。 トップページだけしか見てもらえなかったら、決してお問合せにはつながりません。 実店舗でも、商品の陳列やディスプレーなどさまざまな工夫をして、来店客になるべく長い間、店内をあちこち見て回ってもらえるようにしています。 こうした工夫をするのは、お客さんの「店内の滞在時間」と売上は一般的に比例するからなのですが、これはホームページでも同じこと。 アクセス者にいろんなページを見てもらえれば、参照ページ数が増え、ホームページでアピールしたいことがアクセス者に伝わりやすくなり、その結果、反応率アップにもつながるのです。 ◆トップページからの誘導が大切 では、アクセス者に回遊してもらうためにはどうしたらよいのでしょうか? ポイントとなるのは、ほとんどのアクセス者が最初に目にする「トップページ」です。 アクセス者はトップページをひと目見て「自分の求めている情報があるかどうか」を判断します。そして読み進める価値があると判断すれば読んでもらえますが、トップページだけ読んで帰ってしまうケースも少なくありません。 それに、トップページだけ見て「問い合わせしてみよう」と思う人はほとんどいません。 「料金」や「お客さまの声」、「サービスの詳細」などいろいろなページを見たうえで「ここなら良さそう」と判断したら問い合わせる、いうのが一般的な流れですから、トップページには他のページも見てもらえるような「仕掛け」をしておく必要があるのです。 つまり、トップページを読み終わった後、 ・「次にどこを読めばよいのか」を明示する ということが重要で、そのための仕掛けとなるのが「誘導リンク」です。 ◆効果的な誘導リンクの張り方 誘導リンクとは、 ・次に読ませたいページへ誘導するナビゲーション 「○○についてはこちら」といった言葉とともに、次に読んでもらいたいページへリンクが張られているのをよくご覧になると思います。 トップページだけを見て帰ってしまわれないために、トップページから、次に読んでもらいたいページへ誘導リンクを張っておくのは大切なのです。 もちろん、闇雲に誘導リンクを張っておけばよいというわけではありません。 トップページを読み終えたアクセス者が、 ・次は何を読みたいと思うか をしっかりと考えたうえで、どのページへ誘導するのがベストなのかを決めましょう。 たとえば「お客さまの声」ページは充実させているので、読んでさえもらえれば問合せにつながるはず、ということならば、「お客さまの声」ページへの誘導を強化する、といった具合です。 これはトップページからだけでなく、いろんなページから誘導すると効果的です。 ◆誘導文言にもひと工夫 さらに誘導リンクの文言にもひと工夫しておきましょう。 「次はこちら」という文言だけでなく、 ・クリックしたくなるような文言 を考えるのです。 たとえば、整体院のサイトのトップページから治療方法について読ませたい場合、 →熟練テクニックをもつ院長の治療はこちら といった文言のほうが「次はこちら」よりもクリック率が高まります。 皆さんも今回のお話を参考に、ぜひ誘導リンクを見直してみてはいかがでしょうか。 |