第204回 ホームページ、ブラッシュアップの勘所
(2013/04/24)

 【ブログdeホームページ】では、「小さく始めて、大きく育てる」ことをおすすめしていますが、本日は、ホームページのブラッシュアップの方法についてお話したいと思います。


◆アクセス解析ツールを使う

 多くの方が、自分のホームページの検索順位やアクセス数については、日々チェックされているのではないでしょうか。

 でもホームページの反応率をアップさせるためには、もう一歩進んで、さまざまな角度から調査してみることをおすすめします。

 その際に、便利なのがアクセス解析ツール。

 アクセス解析ツールは無料のフリーソフトから、有料で多機能な製品まで、さまざまなものが世に出ています。

 Googleが提供している無料のアクセス解析ツール「Google Anaiytics(グーグル・アナリティクス)」という便利なサービスは、よく知られていますね。


◆何を調べればいいのか

 アクセス解析ツールとは、ホームページにどんなアクセスがあるかを知るためのツールです。

 多くの場合、グラフや表を使って、わかりやすく示してくれます。


 では、まずは何を調べればいいのでしょうか?

 もちろん、ホームページへのアクセス数を知っておくことは大切ですが、もう少し細かく、

・ページ別のアクセス数

をチェックしてみてください。


◆傾向をつかむ

 ある一定の期間のデータを見ていくと、

・どのページにどれだけのアクセス者がやってくるのか
・どのページのアクセス者数が多く、どのページが少ないのか

といった傾向がつかめてきます。

 もし「思ったより読まれていない」と感じるページがあったら、「なぜ、そのページにはアクセス者が来てくれないのか」を考えてみましょう。

 よくあるケースは

・そのページに対する誘導の仕方がよくない
・コンテンツがよくない

というもの。


◆どうすれば改善できるのか

 次にどうすれば、人気のないページのアクセス数を増やせるのかを考えなければいけません。

 たとえば誘導の仕方がよくないと判断したのなら、読ませたいページへのアクセス者が増えるように

・トップページからリンクを張る
・他の読まれているページからリンクを張る

など、工夫をする必要があります。

 また、コンテンツがよくないと判断したのなら

・興味を引くような見出しに変更する
・コンテンツの内容を変える

など、手直ししなければいけません。

 その際に注意してほしいのは、アクセス者の気持ちになって「どんな情報なら読んでもらえるのだろうか」という観点から考えるということです。

 提供者目線の文章では、なかなか読んでもらえませんから。


◆調査、分析、改善の3ステップ

 そして改善を行ったら、必ず改善前のデータと比べてみるようにしましょう。

 その改善によって、本当によくなっているのかをデータで確認するわけですが、もしうまく改善されていないようなら、別の手を考えなければなりません。

 このように試行錯誤しながら「ブラッシュアップ」していくことで、反応のとれるホームページに育っていきます。

 ホームページは、決して、作って終わりではないのです。

 調査を行い、分析をして仮説をたて、改善する。

 このステップの繰り返しは地道な作業ですが、真面目にコツコツ行っている人と、放ったらかしにしている人とでは、何年か後にはホームページの実力に差が出てきます。

 皆さんもお忙しいとは思いますが、ぜひホームページのブラッシュアップを続けてみてください。

 すぐには結果が出ないかもしれませんが、その苦労はきっと成果に現れるはずです。