第199回 費用対効果を高めるホームページにするには?
(2012/11/26)

◆会員さまからのお便り

 当店は奈良県天理市近郊にLPガスを供給しているLPガス販売店です。

 当店のセールスポイントは他社様よりもお得なガス料金とお店の名前にもなっています“ワクワクがいっぱいのガス屋さん”という内容のお客様特典があります。

 ホームページを立ち上げるまでは、口コミで年間数件程度のご新規の案件を頂いておりましたが、LPガスという業種というのもあり、お客様の認知度や関心度も低く、当店としても自信のある“ガス料金”と“サービス”が、なかなか世間に伝わらないもどかしさで苦闘しておりました。

 そこでネットでたまたま「ブログdeホームページ」さんを見かけ、ホームページ開設には関心はあったものの、費用や作成方法がわからないなどの理由で作成には至っておりませんでした。

 しかし月額料金の安さ、素人でも簡単に作れるブログである事、今まで実際に作られたポームページの完成度を検討して、これなら素人に近い私でもできるかなと思い、お世話になりました。

 作成には約1ヶ月程かけてゆっくり作成しました。そして2ヶ月目くらいから問い合わせの電話がかかりだし、その時に新聞折込やポスティングで当店ホームページの広告チラシも配布し、急にアクセス数と問い合わせ数が急増し、LPガスの新規契約も増えていき、今では毎月数件の成果を頂いております。

 今思うと、吉本社長のおっしゃる“知らせない罪”という言葉は本当にそうで、いくらいいサービスをご用意しても、お客様にそれが伝わらない限り、全く成果につながりません。

 かといって私どものような零細企業に、テレビCMを流せる予算もありません。その意味であらためて費用対効果も含めて、ブログdeホームページさんにお世話になり、よかったと思っております。

 そしてホームページの効果の大きさというかスゴさというか、とにかく世の中の人ってパソコン見てるんだなって改めて思いました(笑)。

わくわくガス屋さん 中川博文さま


◆同業他社との違いは明確に!

 中川さんはお便りの中で

 当店のセールスポイントは他社様よりもお得なガス料金とお店の名前にもなっています“ワクワクがいっぱいのガス屋さん”という内容のお客様特典があります。

とおっしゃっているように、自社の強みを明確に把握されていらっしゃいます。

 通常、サービスや商品を探されているお客さんは、Yahoo!やGoogleなどの検索サイト経由で検索結果に表示された、いくつかのホームページにアクセスします。

 そして同業他社のホームページを見比べて、「自分のニーズに応えてくれそうだな」「サービスが良さそうだな」などと感じたところに問合せをするのです。

 ただ、アクセス者は「非常にせっかち」ですので、じっくりとホームページを見てくれません。

 ですからパッと見て、同業他社との違いや優れている点などがわかるように掲載しておくことが大切なのです。

 わくわくガス屋さんのサイトには、

「他社よりも年間2〜5万円もガス代がお得!」

とアクセス者にわかりやすいメリットを、目立つところに書かれています。

 このように他社との違いを数字などを盛り込み、明確に打ち出すことで、集客につながりやすくなります。


◆認知度の低いサービスは、詳しい説明が必要

 また、

 LPガスという業種というのもあり、お客様の認知度や関心度も低く、当店としても自信のある“ガス料金”と“サービス”が、なかなか世間に伝わらないもどかしさで苦闘しておりました。

とお便りにありますが、中川さまが手がけていらっしゃるLPガスは、一般的に認知度が低いようです。

 このように認知度の低いサービスや商品を扱っている場合は、

・そのサービスや商品がどんなものなのか

という情報をホームページ上で詳しく提供する必要があります。

 さらに、

・そのサービスや商品のメリット
・どのくらいの費用がかかるのか

などといったお客さんが知りたい情報も入れておくと反応をとりやすくなります。

 また、アクセス者に自分がその商品やサービスを利用しているところをイメージしてもらうため、写真を効果的に掲載することもおすすめです。


◆ホームページは費用対効果バツグン!

 サービスや商品の認知度を上げるには、ホームページ以外にもテレビCMなどの方法もありますが、非常にコストがかかります。

 中川さんのお便りにも、

 私どものような零細企業に、テレビCMを流せる予算もありません。

とありますが、大企業ならともかく、一般的な中小企業ならそこまで広告宣伝費はかけられないでしょう。

 そこで、活躍するのがホームページ。ホームページなら多額のコストをかけずとも、サービスや商品の認知度を上げることが可能です。

 もちろん、ホームページを作成しただけで、効果が出るわけではありません。

 中川さんのホームページのように

・同業他社との違いを明確にわかりやすく打ち出す
・認知度の低いサービスや商品は詳しく説明する

といった工夫が必要です。

 その際、「アクセス者にとって、どんなメリットがあるのか」という視点でわかりやすく伝えることが、もっとも重要なポイントです。

 ぜひ皆さんも「ホームページで反応がとれない」とお悩みでしたら、一度、御社のホームページのコンテンツを見直してみてはいかがでしょうか。