第194回 紹介ツールとしてホームページを活用しよう
(2012/06/26)

 まず会員さまよりいただいたお便りをご紹介します。


◆会員さまからのお便り

 当事務所は、今年9月上旬にホームページを開設したのですが、なんと開設翌朝に「ホームページを見た」というお問い合わせのお電話をいただき、非常に驚きました。

 さすがに検索サイトで上位表示されたわけではなく、以前にセミナーでお渡しした資料に書いてあった当事務所の名前で検索したところ、ホームページを見つけてお問合せをされたようです。名刺交換はしていません。

 そして、先日そのお客様とは顧問契約をさせていただくことになりました。

 もし、このお客様がネットで検索された時に、当事務所のホームページがなかったらこのような展開にはならなかったでしょう。

 吉本代表がおっしゃっている「ホームページが紹介ツールとして機能する」というのはこういうことなんだ、ということがまさに実感できました。

 また、このお客様はホームページを更新する度にご覧になっていただいていたようで、当事務所の特徴や考え方をよくご理解いただくことができ、かなりスムーズに顧問契約に至ることができました。

 非常に感謝しております。現在は、コンサルタントの方のご指導に基づきSEO対策を行っていますが、開設から2ヶ月弱で特定のキーワードでは既にグーグルで10位以内に入ることもございます。

 これからは、コンサルタントの方のご指導を忘れずに、SEO対策とコンテンツの充実を頑張っていきたいと思います。

 今後ともよろしくお願いします。

税理士法人ゆば会計 弓場 厚太郎さま


◆上位表示していないホームページを役立てるには?

 弓場さんのお便りの中で注目したいのは、

 検索サイトで上位表示されたわけではなく、以前にセミナーでお渡しした資料に書いてあった当事務所の名前で検索したところ、ホームページを見つけてお問合せをされたようです。

というところです。

 おそらく、皆さん検索サイトで上位表示されることを目指して検索エンジン対策(SEO)に力を入れられていると思います。

 ただ、業種や商圏によっては検索エンジン対策(SEO)を施したからといって、簡単に上位表示できない場合もあります。

 また、上位表示までに時間がかかることも少なくありません。

 だからといって、せっかく作ったホームページが上位表示されるまで眠らせておくのは、もったいないですよね。

 そこで、ぜひホームページを紹介ツールとして役立ててほしいのです。


◆気軽に紹介できるホームページ

 「いい税理士さんを紹介してほしいんだけど・・・」などと相談された経験はありませんか?

 ご経験のある方はおわかりだと思いますが、直接税理士さんを紹介するというのは、とても気を使うもの。

 また紹介されたほうも、「ちょっとこの税理士さんは合わないなぁ」と思っても、紹介してもらった手前、無下に断るわけにもいきません。

 その点、ホームページを紹介するだけなら気軽にできますよね。URLや税理士さんの名前、サイト名などをお伝えしておけばいいのですから。

 そして断る場合も、ホームページを理由にできますので、断る側が気兼ねすることなく断れます。

 このようにホームページを持っているということは、気軽に紹介してもらえる可能性が高まるというメリットがあるのです。


◆ホームページ経由ならスムーズに契約に

 また、ホームページを見てお問合せをいただいたお客さまは、スムーズに契約にまで至りやすくなります。

 弓場さんのお便りにも

 お客様はホームページを更新する度にご覧になっていただいていたようで、当事務所の特徴や考え方をよくご理解いただくことができ、かなりスムーズに顧問契約に至ることができました。

とあります。

 もちろん、スムーズな契約に結びつけるためには、ホームページを充実させておくことが必要です。

 弓場さんのように「事務所の特徴」などをホームページに明確に記載し、豊富なコンテンツをマメに更新することで、ホームページを訪れた方に理解していただきやすくなります。

 そうすることで、こちらから特別に営業をしなくても、ホームページを読んで魅力を感じた人が、自らお客さまになってくれるのです。


◆URLだけでなくQRコードも

QRコード このようにホームページを紹介ツールとして活用させるためには、

・ホームページの内容を充実させる
・できるだけ多くの人にホームページのアドレスを知ってもらう

ことが必要です。

 名刺やパンフレットなどには、ホームページのURLだけでなく、QRコードも入れておきましょう。

 最近は携帯電話でホームページを見る人が増えていますので、忘れずに入れておくことをおすすめします。

 また、日頃から知人や取引先などに、

「●●で困っている人がいたら、ウチのホームページのURLを教えてあげて」

などとホームページを持っていることを伝えておくといいでしょう。

 ぜひ、皆さんもホームページを紹介ツールとして活用する方法を見直してみてくださいね。