第187回 ニッチ業種はネット活用が決め手!
(2011/12/28)

 今回は、会員さんからのお便りをご紹介します。


◆会員さまからのお便り

 2009年3月に【ブログdeホームページ】のスピードパックに申し込みました。

 従来からホームページ開設を予定していたものの自社で作成する知識も無く、人づてに頼もうかと思いましたが、初期費用で50万程度は必要になるとの話を聞き、敷居が高く感じておりましたところ、偶然貴社のホームページを拝見し、初期費用の安さと自分で更新可能で有ると言う点に魅力を感じて申し込みました。

 申込前のメール問い合わせでもきちんと対応して頂いた事もポイントが高かったと思います。

 弊社は業界人でしか判らないような精密切断機、試料切断機と言われるニッチな切断機の専門メーカーですが、後発メーカーのため他社に負けない製品作りをしているものの認知度が低く、競争の舞台に上がる事すらままならないのが実情です。

 そのためホームページによりまず認知度を上げる事が一番の目的でした。

 申し込んでから少しずつ作成して行き、4月のはじめ頃に当初考えていた程度のホームページが完成しました。

 その頃ですでに「精密切断機 試料切断機」の複合キーワードでYahoo!・Google共に1位表示され、4月末にはどちらの単独キーワードでも1〜5位あたりに表示されるようになっています。

 また、その他の関連キーワードでも上位表示され、おかげさまで昨年来の不況で激減していた問い合わせも以前の3倍程度にはなっていると思います。

 製品の性格上、問い合わせから実際の商売になるまでは長い時間がかかるのでまだ売上には反映されていませんが、海外の日系企業から日本の商社経由で問い合わせが入ったり、大手重工メーカーから直接問い合わせが入るなど効果は顕著に現れていると思います。

◇    ◇    ◇

と、以前に成果報告させて頂きました。

 その後、大手重工業様よりご発注を頂いた他、ホームページ経由で大学の工学部や一般企業様からもご発注を頂いておりまして3月以降7月初めまでの受注状況はホームページ経由からのものが6割になっており、引き合い案件は9割を超えるような状況です。

 弊社の商い自体はまだまだ小さいものですが、世間一般の設備投資が上向いていない中、弊社で外注をお願いしている工場でもよその仕事は一向に上がってこないと言いますので、弊社ではまさに【ブログdeホームページ】で紹介している漫画のような状態になりつつ有ります。

 一時は仕事がほとんど底をついていたような状況で思い切ってホームページを立ち上げた決断以上に、【ブログdeホームページ】様に巡り会えたのは本当に幸運だと思います。

 弊社のようなニッチな製造業のPR方法として費用対効果が素晴らしいと思います。ホームページ作成から3ヶ月ほどでここまで成果が出るとは予想もしていないことでした。

 最後になりましたが、御社サポートご担当者の親切・丁寧な対応にお礼を申し上げます。本来サポートの範囲外の質問にも丁寧に回答頂きましてホームページ作成について素人の私には本当に心強いサポートです。

有限会社ワイズマシン 取締役社長 横山浩志さま)

 ワイズマシンさんは、大阪府で工業用の「切断機」を手がけられている専門メーカーで、【ブログdeホームページ】は昨年の3月よりご利用いただいています。

 上記のお便りのうち、前半部分はホームページ公開後すぐの昨年5月にいただいたもので、後半部分は、その後の成果のご報告として7月にいただいたものです。

 その後改めてお話をお伺いしたところ、昨年の時点でもすでにかなりの成果を出されていましたが、現在も引き続きホームページの反応は好調とのことで、私としてもうれしい限りです。


◆ホームページはニッチな分野ほど有利

 ワイズマシンさんは、

「精密切断機」「試料切断機」

といった、非常にニッチな製品を取り扱われていますが、後発メーカーのため他社に負けない製品作りをしているものの認知度が低く、競争の舞台に上がる事すらままならないという悩みをお持ちでした。

 それを解消するため、まずは、

「認知度アップ」

を目的にホームページを作成されたわけですが、実はネットの世界ではニッチな業種ほど有利。

 ニッチ分野はもともとライバル企業の数が少ないですし、それに加え、他社がまだネット活用に本腰を入れていないような場合は、独り勝ちできる可能性もきわめて高くなります。

 さらに、ネットでは地方であるとか後発であるといった障壁はほぼ皆無で、先行企業と最初から同じ土俵の上で勝負できます。

 そのため、一般に敷居が高く感じられる大手企業との取引開拓も、ホームページ上で必要な情報提供を行うことによって、十分に可能性が出てくるのです。

 このように、ニッチな業種の場合は、そのキーワードで上位に表示することができれば成果が出やすくなります。

 ホームページをお持ちの方は、

・SEOの見直し
・コンテンツの充実

という両面を意識しながら、更新をしてみてください。

 また、まだホームページをお持ちでない方は、販路拡大の決め手として、ホームページを活用することをおすすめします。