第168回 ホームページで積極的に「想い」を伝えよう!
(2010/11/26)

 今回は、【ブログdeホームページ】をご利用いただいている会員さまからのうれしいお便りをご紹介します。

 鶏一途という鶏料理店を営んでいます。オープン当初からブログdeホームページさんのお世話になっているので、それ以前との比較ということができないので残念ですが、何かの参考になれば・・・。

 正直SEO対策にもあまり力を入れていないし、検索サイトで常時トップ表示を目指しているわけでもありません。

 なぜなら、うちの店はたった15席とハコが小さいので今のところ、その必要性を感じでいないからです。

 ではなぜこちらでホームページを立ち上げようと思ったかと言うと、「本当に来てもらいたいお客さんに来てもらいたいから」です。

 じわじわお客さんを獲得しようと思って一切の宣伝活動をしないことにしてオープンしたのですが、何の情報提供なしだと、入りにくい人もいるかつお店に合わないお客さんでも来てしまう可能性が上がると思います。

 それでうちの店を何らかの形で知った人に店名検索してもらって、“予習”してから来てもらいたいと思って、ホームページを作成しました。

 結果、ホームページを見て興味を持って来てくれた人はファンになってくださる確率が非常に高いというだけではなく、来店後ホームページがあるのを知って見た人の“復習”にも役に立っていて、「こんな想いで仕事してはるんやぁ〜」と知ってリピートしてくださっています。

 本当は、一人ひとりのお客さんにじっくり応対したいけれど、夫婦2人の営業では限界が…という我々にとって、ホームページは仕事への想いを伝える格好の場であり、非常に満足しています。

 根強いファンの獲得には商品力だけでなく、人間力が大事だと思っているので、どんな人間がどんな想いで仕事してるか? 自分の言葉で伝えられる更新が簡単なホームページは非常に有用です。

 以上です。ちょっと視点が違うかもしれませんが、ホームページのこういう使い方もありかと思います。

(特に飲食店だとネット上で食べログ等の客の立場からの口コミ情報が氾濫し、あることないこと情報が錯綜することが多いと思います。どの情報を信じるかは見る人次第ですが、やってる側も虚偽の情報はダメですが、積極的に発信しないとマイナス面が大きいと思います。)

有限会社 リフレ中川 代表取締役 中川誉雄さま)

 中川さん、お便りありがとうございました。

 有限会社リフレ中川さまは、兵庫県神戸市で「鶏一途」という飲食店を営んでおられる会員さまで、【ブログdeホームページ】は約1年ご利用いただいています。

 中川さんは、

 ちょっと視点が違うかもしれませんが、ホームページのこういう使い方もありかと思います。

とおっしゃっていますが、そんなことはないんですね。

 むしろ、中川さんのような使い方こそ、ホームページ活用の基本中の基本だと言ってよいと思います。


◆経営者の「想い」を伝えるホームページ

 中川さんのホームページには、こんなコンテンツがありますので、ぜひ実際にアクセスしてみてください。

 >鶏一途な想い

 >料理について

 >店創りについて

 >店造りについて

 これらのページには、中川さんがお料理やお店についてどれほど真剣な「想い」を持って日々の営業をされているかということが、たくさん書かれています。

 これらは、まだ中川さんのお店を知らないアクセス者に対して、

・ぜひ一度行ってみたい

と思わせます。

 また、一度行った方がアクセスしたら、

・ぜひもう一度行ってみたい

と思ってもらえることでしょう。

 つまり、これらのコンテンツが、

・来店への動機づけ
・来店者のリピート

につながっているわけで、これは中川さんもお便りの中でおっしゃっていますね。

 このように、経営者やスタッフの「想い」や企業の理念などを伝えることは、アクセス者の信頼を獲得する点からも非常に重要です。

 そしてこれは飲食店に限らず、どの企業ホームページにも同じことが言えます。

 もちろん、多くの企業にとっては、ホームページのアクセスアップは必要不可欠なことです。

 ただ、コンテンツを作る際に最も重要なのは、経営者やスタッフの「想い」をいかにきちんと伝えるか、ということにつきるのですね。


◆ブログなら検索エンジンでの上位表示が比較的簡単

 中川さんは、

 正直SEO対策にもあまり力を入れていないし、検索サイトで常時トップ表示を目指しているわけでもありません。

とおっしゃっていますが、例えばGoogleで、

神戸市 焼き鳥

というキーワードで検索してみると、4位という上位に表示されています(順位は変動することがあります)。

 しかもそのうちの2位と3位はクチコミサイトと地図サイトですから、店舗のホームページとしては実質的に「2位」なわけで、飲食店がひしめく神戸での、この成績は大変なものです。

 あまり力を入れていなくてもこの結果ですから、「ブログ」はSEOに比較的有利だ、ということが、よくわかります。