第163回 無料相談の落とし穴とは?
(2010/08/06)

 まず、「ブログ電話相談会」を実施させていただいた会員さまからのお声をご紹介します。

 先日は大変お世話になりました。

 前回のコンサルティングでは、「メール相談を増やす」をテーマにご相談に応じて頂きました。

 お陰様で相談が劇的に増えました。

 今回のコンサルティングでは、「電話での反応アップを目指す」をテーマにご相談に応じて頂きました。

 頂いたアドバイスを元にコンテンツを追加・変更していきたいと思います。

 どれだけ反応率がアップするか、楽しみでもあります。

(行政書士事務所 Hさま)

 Hさま、お便りをお寄せいただきありがとうございました。

 Hさんは、千葉県の行政書士事務所さんで、「ブログdeホームページ」は約2年半前からご利用いただいている会員さまです。

 専門分野の「協議離婚」をよりアピールするため、事務所のお名前とは異なるサイト名に変更し、ホームページの内容もよりわかりやすくリニューアルされています。

 Hさんのお便りにもありますが、以前のコンサルティングでは、

「メール相談を増やす」

ということを第一の目標として、担当者からアドバイスさせていただきました。

 それをもとにご自身でホームページの手直しを行い、

「相談が劇的に増えました」

という成果を出していただいたわけで、私どもとしても大変にうれしいですね。


◆単なる「相談」を「依頼」に結びつける

 さて、その上で今回お悩みだったのは、

・メール相談がなかなか仕事依頼に結びつかない

というものでした。

 メールの反応は増えたものの、その内容が単なる「相談」や「問合せ」で終わってしまい、実際の依頼につながりにくい、ということです。

 「メール相談」というのは、相談者の立場からすると、実際に顔を合わせず気軽に悩みを話せるというのが大きなメリットです。

 しかしその気軽さゆえ、「とりあえず誰かに話を聞いてほしい」という内容のものが多くなってしまうのも事実ですね。

 メール対応というのは、思いのほか時間も労力もかかるものですから、どんなに親身になって回答してもそれが売上に結びつかなければ、二の足を踏んでしまう気持もよくわかります。

 特にコンサルタントさんや士業さんで「無料相談」を行っている場合、このようなお悩みをお持ちの方は案外多いのではないでしょうか。

 そこで、今回はより案件の依頼に結びつけるため、

「電話相談への誘導」

の強化を目標に、ホームページの改良を行うことにしました。

 もちろん電話相談そのものは「無料」ですが、相談者と実際に言葉を交わすことで、より信頼感や親近感が伝わりやすくなりますから、単なる相談以上の成果に結びつく可能性もぐっと大きくなるでしょう。


◆アクセス者が「相談」「問合せ」しやすいホームページ

 ところで、電話相談に限らず、ホームページからの「相談」や「問合せ」を増やすために必要なことは、

アクセス者が「相談」「問合せ」しやすい環境を作る

ということです。

 具体的には、ホームページを見た人に、コンテンツの内容や写真などを通じて、

・この先生なら親身に話を聞いてくれそうだ

と思ってもらうこと、そして、

・問合せフォームの場所がすぐわかるようにする

・電話番号を目立たせる

ことが重要です。

 皆さんも、お客さんからの相談や問合せを増やすべく、ホームページを見直してみてくださいね。