第159回 48%の人が1ヶ月以上してから申込み
(2010/05/14)

◆メルマガで見込み客を育てる

 不景気の影響で個人消費はますます伸び悩み、消費者は、必要なものだけを厳選して買う傾向が強まっています。

 このような状況ですから、商品やサービスの購入や申し込みを今すぐには決断せず、じっくりと検討する、というお客さんが今後ますます増えてくるでしょう。

 ホームページでも、アクセスして、すぐにサービス・商品を申し込んでくれる人は少数派。

 ほとんどのお客さんは、一定の期間が過ぎてからでないと、申し込んでくれません。

 たとえば、弊社の「ブログdeホームページ」サービスの場合、サイトに初めてアクセスしてから、サービスを申し込んでいただけるまでの期間は次のような感じです。

 ・3日以内 ……………
 ・ 〜10日以内………
 ・ 〜1ヶ月以内………
 ・1ヶ月以上…………
 ・3ヶ月以上…………
18%
13%
21%
48%
20%
   
 このように、1ヶ月以上もたってからお申込みいただく方が、全体の約半分、そして3ヶ月以上先になる方が20%という状況です。

 さて、今すぐには買わないけれど、御社の商品やサービスに関心があり、今後購入や申し込みの可能性があるお客さまの候補を「見込み客」と呼びます。

 そして、この「見込み客」を、将来、御社のお客さんになってもらえるように育てる仕組みのことを、「見込み客フォロー」と呼びます。

 先ほどの数値で、1ヶ月以上経過してからお申込みいただく方が、約5割でした。そして、3ヶ月以上かかる人が2割もいます。

 こういう方々が、なぜ1ヶ月以上もしてからお申込みいただけたのかというと、ホームページにアクセスした「見込み客」の方々に、「メールマガジン」を使った「見込み客フォロー」を続けた結果なのです。

 こうした見込み客フォローを行わないと、こんなにも多くの人が、1ヶ月以上もたってから申し込んでくれる、ということはなかったと思います。


◆メルマガからホームページへ誘導

 さて、「見込み客フォロー」に有効なこの「メールマガジン」について、ホームページと比較しながらもう少し考えてみましょう。

 ホームページは「Pull(プル)型」のツールで、

アクセスしてくれるのを待っているしかない

受け身のツールです。

 これに対して、メルマガは「Push(プッシュ)型」のツールで、

こちらから見込み客のパソコンに「押しかけて」行く

ことができます。

 ただ、テキスト形式のメルマガは文字中心で、提供できる情報に限りがありますし、写真は載せられません。

 それに、あまり商売っ気が強すぎたり長すぎたりすると、読んでもらえない、ということもあるでしょう。

 いっぽう、ホームページには提供する情報量の制限がありませんし、商品の写真も自由に掲載できます。

 したがって、メルマガの目的を

・ホームページへの誘導

に置いた上で、

・メルマガでは役立つ情報提供と最小限の商品紹介
・ホームページでは豊富で分かりやすい商品情報

というように両者を組み合わせるのがおすすめです。

 つまり、メルマガで見込み客のところを訪問し、役立つ情報提供と少し控え目な商品のご案内をしてから、興味のある人をホームページにお連れする、というイメージです。


◆景気回復時には大飛躍が可能

 このように、ホームページのコンテンツを充実させた上で、メルマガの読者をホームページへ誘導するという、ホームページ+メルマガの組み合わせが、インターネットでは最も成果の出やすい方法です。

 不況は今後さらに深刻化する見通しですが、景気が好転したときのために、「今やれること」をやっておきましょう。

 そして、そのために有効なのが、本日お話しした、

・メルマガの活用による見込み客フォロー

です。

 ライバルがこの方法をとっていなければ、後で独り勝ちすることも可能です。

 みなさんもぜひメルマガを活用して、景気が回復したときに大飛躍を遂げられるよう、がんばりましょう!