本日は、「高額だけどお洒落なホームページ」について考えてみたいと思います。 ◆読者のコメントから 本コラムや無料ガイドブックの読者の皆さんから、次のようなコメントをよくいただきます。
これらのご意見からは、ホームページ制作業者の提案に従った結果、 「デザイン重視で、高額なホームページ」 となってしまったことがわかります。 実は初めてホームページを作る場合、こうした状況になってしまうことが少なくありません。 ◆デザインを重視するよりも・・・ 一般に、企業が初めてホームページに取り組む際、「見た目」から入ってしまいがちです。 普段目にしている大企業のサイトが、みな「お洒落なホームページ」ですから、どうしても 「自社のホームページも、格好いいデザインにしたい」 と考えてしまうのです。 確かに、「ださいホームページ」よりは、「お洒落なホームページ」の方が良いと思います。 ただ、「お洒落なホームページ」には、大きく二つのデメリットがあります。 それは、 1)お洒落なホームページは、費用が高い 2)お洒落なホームページは、自分で更新できない という点です。 お洒落なホームページはデザインの検討等で色々と手間がかかりますから、どうしても価格が高くなります。 また、お洒落に見せるために特殊なテクニックを使っていますので、プロでないと更新することができません。 もちろん、費用が高かろうが自分で更新できなかろうが、そのホームページが商売につながれば問題ありません。 でも、デザインの良さとホームページの反応には何の関係もありません。 いくら格好いいデザインでも、まったく商売につながらないホームページは少なくないのです。 そのため、デザイン重視で業者を選びホームページを制作した結果、「大枚はたいて作ったホームページなのに、全然役に立たない!!」となってしまうケースが後を絶ちません。 もちろん大企業等、予算に余裕のある企業は、 ・おしゃれなブランドイメージを広める ために、デザイン重視の高額なホームページを制作してもいいと思います。 でも、予算があまりにない中小企業は、 ・デザインにこだわって、高額なホームページを作る のではなく、 ・低コストで、反応のあがるホームページを作る ことを目指しましょう。 いたずらに「見た目」にこだわるのではなく、 ・反応がとれるホームページを、どうすれば低コストで作れるか を考えるのです。 ◆反応がとれるホームページを作るには さて、ホームページは、 ・完成してすぐに反応があがる 訳ではありません。 ホームページが完成した後も、 ・コンテンツを少しずつ充実させて、 ・トライアンドエラーの試行錯誤を続ける ことが必要不可欠です。 駅前の雑貨店等、実社会の店舗では日々試行錯誤を続けていると思います。 新しい商品に入れ替えたり、陳列方法を変えたり、ポップの文言を変更したりと、反応がとれる店作りを試行錯誤することでしょう。 ホームページも同じです。 新しいコンテンツを追加したり、キャッチコピーを変えてみたりと、いろいろと試してみないと反応がとれるホームページは作れません。 試行錯誤しなくても必ず成功するのなら、日本中のホームページのオーナーが、全て大金持ちになっていますからね。 ◆デザイン重視はお金がかかる さて、ここで問題になるのが、 ・デザイン重視のホームページだと、試行錯誤にお金がかかる という点です。 デザインに凝ったホームページの場合、ちょっとした変更をお願いするだけでも、すぐに何万円もの費用を請求されてしまいます。 1ページ追加したら3万円、文言を一部変更したら5千円、という感じです。 そしてお金がかかりますから、試行錯誤という訳にはいきません。 そのため更新費用を惜しんで、まったく「試行錯誤」されず、公開したときからほとんど変わらないホームページとなってしまうのです。 結果的に反応が上がらず、せっかく大金をかけたホームページが、何の役にも立たない、という悪循環にはまってしまいます。 そこで我々がお勧めしているのが、 ・自分で自由に更新できるホームページ です。 自分でホームページを更新すれば費用が発生しませんから、試行錯誤が簡単に行えます。 新商品のキャンペーンにあわせてすぐにホームページを更新するとか、明日から商品を値下げするためにコンテンツを更新するとか、そんなことが自由にできるのです。 これが、デザイン重視の高額なホームページだと、そうはいきません。 1ページ追加するのに何万円も取られると、ついつい慎重になってしまいます。 ◆自分で更新できるホームページ ですから、 ・デザインがお洒落かどうか という観点よりも、 ・自分でページを追加したり、変更したり、試行錯誤が自由にできるか という観点で、ホームページ制作に取り組みましょう。 こうした考えに共感いただける読者の方からは ・今まで業者に依頼していたホームページが全く効果なく、今度は「自分」で効果のあるものを作りたいです。 ・ホームページの作成を、今まで専門業者に依頼していましたが、全然問合せはありませんでした。今後は、自分で作りたいと思います。 というように、 「業者に依頼せずに、自分で反応の取れるホームページを作る」 という考えの方も増えてきています。 繰り返しになりますが、「お洒落だけど高額なデザインのホームページ」だからといって、反応が取れるわけではありません。 内容を充実させ、トライアンドエラーを繰り返しながら反応がとれるホームページを作るためには、「試行錯誤」が不可欠です。 そのためには、自分で更新できるホームページを用意しましょう。 皆さんも、「見た目がおしゃれなホームページ」より「反応がとれるホームページ」を目指すということを心がけてみて下さいね。 |