今回はSEOについてお話させていただきます。 ◆SEOが商売につながるかはキーワードしだい SEO対策によるアクセスアップ、という話になると、みなさんすぐに「検索サイトでの上位表示」に関心が行くのですが、実はその前にもっと大切なことがあります。 それは「検索キーワードの選定」です。 SEOが商売につながるかどうかは、キーワードしだい。 ホームページには、「ターゲットになるお客さん」が訪れてくれないと、問合せや資料請求といった反応を取ることはできません。 当然、ターゲット客が「検索しないキーワード」で上位表示されても、商売にはまったくつながらないのです。 ◆商売につながるキーワードとは それでは商売につながるキーワードとは、どういうキーワードでしょうか。 キーワードを選ぶポイントは色々とあるのですが、一番大切なのは ・お客さんが検索するキーワード です。 たとえば、 「土地」 というキーワードを考えてみましょう。 「土地」というキーワードは色々な人が検索すると思います。 念願のマイホームを買いたい人、投資目的で土地の売買を行っている人、土地を相続して相続税に頭を悩ませている人、等々、色々な人が「土地」というキーワードで検索します。 ここでポイントになるのは、 ・自社のお客さんは、どんなキーワードで検索するか という点です。 たとえば税理士さんなら、「土地に関連して節税したい人」が見込客になりますから、こんなキーワードがお勧めです。 「土地 相続」 「土地 相続税」 「土地 売却税」 「土地 売却 税金」 「土地 節税」 一方、不動産会社の場合、土地の購入を考えている人がターゲットになりますから、こんなキーワードを狙うことになります。 「土地 購入」 「土地 価格」 「土地 費用」 「土地 取得」 このように「土地」という単独のキーワードでは、ターゲットのお客さんが明確にならないのですが、組み合わせキーワードを考えると、お客さんが検索しそうなキーワードをいろいろと思いつくと思います。 ◆単独キーワードと組み合わせキーワード 一般に「土地」というような「単独キーワード」は、検索数は多いのですが、上位表示させるのがとても難しいキーワードです。 また、様々なニーズを持つお客さんが含まれていますので、見込み度はそれほど高くありません。 一方、「土地 相続」というような「組み合わせキーワード」は、検索数は単独キーワードより少ないですが、その代わり見込み度が高くなります。 しかもライバルが少ないですから、上位表示させるのも比較的簡単です。 ですから、商売につながるSEOとしては、 ・お客さんが利用しそうな「組み合わせキーワード」 を選びましょう。 競争の激しい「単独キーワード」でSEOを仕掛けるのではなく、見込み度の高い、でも競争が比較的ゆるやかな「組み合わせキーワード」で勝負するのです。 SEO成功の秘訣は「組み合わせキーワードにあり」ですから、キーワードを一度見直してみるのも良いと思いますよ。 |