第147回 反応が取れるHPライティングとは?
(2009/08/28)

 今回は、ホームページのライティングについて考えてみます。


◆反応がとれるホームページのポイント

 ホームページを作る場合、趣味で作るのではなくビジネスで作るのなら、そのホームページにアクセスした人から、何らかの「アクション」をとってもらう必要があります。

 資料請求してもらうとか、問い合わせしてもらうとか、ホームページにアクセスしたお客さんの方からアクション(行動)を起こしてもらう必要があるのです。

 「ホームページの反応がない」と言うのは、お客さんのアクションがほとんどない、という状況なのですが、お客さんにアクションを起こしてもらうためには、必ず守らなければいけないポイントがあります。

 そのポイントとは、

・客先でふだん話している内容を、ホームページに掲載する
・それをなるべく分かりやすい文書で書く

という二点です。


◆客先で話している内容をホームページに掲載する

 これはいつもお話ししていることですが、ホームページで反応を取るためには、

・お客さんがホームページの内容(コンテンツ)に興味を持つ

必要があります。

 反応が取れないホームページに共通するのは、

・お客さんが読んでも面白くないコンテンツばかり

という点。

 お客さんは自分に興味のある内容がホームページに掲載されていないと、ホームページを読み続けてくれません。

 自分の興味のないコンテンツだと、すぐに別のホームページに移動してしまうのです。

 従って、お客さんを他のホームページに逃がさないためには、お客さんが興味を持ちそうなコンテンツを掲載することが大前提。

 そして、お客さんが興味をもちそうなコンテンツというのは、あなたが

・客先で話している内容

なのです。

 あなたは客先で「お客さんが退屈しそうな話」は選ばないと思います。

 そうではなくて、お客さんのまでは、

「お客さんが興味を持ちそうな話」

「膝を乗り出してきそうな話」

を選んで話していると思います。

 ですから、こうした話をホームページにそのまま掲載すれば、それはそのまま他のお客さんも興味を持つ話になります。

 あなたが実際にお客さんの前で話しているのは、そのお客さんが興味を持ってくれそうだから。

 従って、その話をそのままホームページに掲載すれば良いのです。

 あなたが客先で話している内容が、一番「反応の取れるコンテンツ」なのです。


◆分かりやすい文書を書く

 さて、ホームページに何を掲載するかがイメージできたとして、今度はそれを実際にホームページのコンテンツとして、どう文書にしていくか、という点が大切になります。

 文書を書く、即ち「ライティング」については、色々なテクニックがうたわれていますが、私が気をつけいているのは細かいテクニックではなく、

・分かりやすい文書を書く

という点です。

 お客さんはホームページの文書を読んでいて、

「いったい、このホームページは何を言いたいんだろう?」

と思うと、そこで文書を読むのを止めてしまいます。

 分かりやすい文書を書いて、こちらの言いたいことをきちんと伝えないと、お客さんはすぐに面倒くさくなって、読むのを諦めてしまいます。

 ですから、文書を書く際は、あまり高尚な文書を書こうとしないで、

・自分のおじいさんやおばあさんでも分かる文書

を書くようにしましょう。

 文書は下手でもいいですから、おじいさんやおばあさんでも分かるような文書を書きさえすれば、お客さんはその文書を読んでくれるのです。


◆ホームページで反応をとるためには

 ホームページのコンテンツを書くというと、皆さん、とたんに頭を抱えてしまうのですが、それほど難しく考える必要はありません。

・客先で話している内容を選ぶ。
・その内容を、おじいさんやおばあさんでも分かるように、分かりやすい文書でまとめる

 これだけでいいのです。

 もしホームページの反応がない、という人は、上記の二点が自分のホームページで問題ないか、一度確かめてみてくださいね。