第146回 ターゲットを絞って見込み度の高いアクセスを増やす
(2009/08/07)

 今回は会員さまのお便りをご紹介いたします。


◆会員さまのお便り

 貴社のブログdeホームページを利用した結果、ホームページ経由の注文を、初年度は60万円、次年度は50万円受注することができました。

 吉本社長からセミナーで紹介していただいたように、情報提供型ホームページにホームページの内容を改造することによって、閲覧数が増加(200以下/日→300以上/日)しました。

 また、狭い範囲の検索用語では、上位表示が可能となりました。

 SEO対策技術も大事なのでしょうが、吉本社長が提唱なさっているように、情報を欲しがっている方々に情報提供を行なうことが閲覧数の増加につながり、最終的にSEO対策上有効なのだということだと思います。

 不動産鑑定評価というニッチな仕事ですから、短期的に資料請求や問い合わせが極端に増加したということは今のところありません。

 それよりも情報提供型にホームページの内容を変えることによって、閲覧数が増加し、狙っている「言葉」でヒットすることが多くなったようです。

 今後も、情報提供型のホームページ作りを心がけ中長期的な反応率のアップを狙っていきたいと思います。

 また、セミナー等で吉本社長が提唱なさっているように、セミナー等の他の販促手段を今年度以降は積極的に行い、 それらとホームページを併用して売上アップを狙っていきたいと考えています。

あかつき鑑定法人株式会社 代表取締役 森本武典様)

 森本さん、ありがとうございます!

 森本さんは、弊社のセミナーにも熱心にご参加いただいています。

 社長さん自ら勉強熱心で、それが成果につながっていることは、非常に素晴らしいことですね。

 さて、あかつき鑑定法人さんの成功のポイントを少し解説しておきましょう。

 あかつき鑑定法人さんの成功のポイントは、

ターゲットを絞ったコンテンツ作りを行い、見込み度の高いアクセスを増やした

という点にあります。


◆ターゲットを絞って、見込み度の高いアクセスを増やす

 この講座でも「ターゲットを絞ってコンテンツを書くと反応率があがる」というお話を繰り返ししていますが、もうひとつ、ターゲットを絞ると「見込み度の高いアクセスを増やす」ことができます。

 あかつき鑑定法人さんの場合、ターゲットを「ホテル・旅館」に絞り、下記のように、ターゲットに合わせた情報を掲載されています。

 ホテル資産評価と所有・経営・運営

 旅館資産評価と旅行業の動向

 これらのコンテンツは「ホテルや旅館の経営者が知りたい情報」や「調べそうな情報」を意識して作られています。

 コンテンツの中に、「ホテルや旅館に関するキーワード」が散りばめられているため、ホテルや旅館に関するいろいろなキーワードで、検索エンジンの検索結果として表示されるようになっています。

 その業種にあったニッチなキーワードは、競争率が低く、上位表示されやすくなります。

 ひとつひとつのキーワードの検索数は少なくても、たくさんのキーワードで検索エンジンの上位に表示されれば、トータルのアクセス数は増えることになります。

 また、業種にあったニッチなキーワードで検索している人は、見込み度の高い人である可能性が大きくなります。

 その結果、見込み度の高い人のアクセスを増やすことができるわけです。

 これは、ターゲットを「ホテルや旅館」に絞ってコンテンツを考えたからこその結果です。

 ターゲットが漠然としたままコンテンツを作ると、例えば「不動産鑑定」などの大きなキーワードを狙ってしまい、なかなか上位表示されずに、アクセス数が増えません。

 また、アクセスが取れたとしても、見込み度が低い人も多く混じるため、反応率は下がると考えられます。

 ターゲットを絞ったコンテンツ作りを心がけることで、検索エンジンからのアクセスも増え、なおかつ、見込み度の高いお客さまのアクセス増につなげることもできます。

 皆さんも、ターゲットの絞り込みを意識して、自社のホームページを見直してみて下さいね!