第144回 地域で一番の情報提供を心がけましょう
(2009/06/26)

 今回はまず、会員さまからのお便りをご紹介いたします。


◆会員さまのお便り

 いつもお世話になっております。

 お陰さまで、メールによる問い合わせがあり、問い合わせいただいたほとんどの患者さんが来院されます。

 問い合わせ件数の増加よりも新規患者さん来院数の増加というダイレクトな結果となっています。

 広告等は全くやっていなかったので、以前は新規患者さんは既存患者さんの紹介によるものがほとんどでした。

 ところが、このブログを始めてすぐに新規患者来院数が30%アップしました。

 しかも、問い合わせやブログから来院された患者さんとは、信頼関係を築くまでのスピードが速く、その結果リピート率、定着率も高く、助かっております。

 また当院のブログを始めた目的の1つが既存患者さんとの橋渡し的なものでした。

 既存患者さんに情報提供をしていましたが、このブログとメールマガジンシステムによって今までよりも新密度がアップしていると思います。

ホリス治療院 院長 金井進さま)

 金井さま、お便りどうもありがとうございました。

 金井さんは、栃木県の宇都宮で、鍼灸治療院を経営されています。

 忙しい院長としての業務のかたわら、コツコツとホームページのコンテンツを追加して、今では素晴らしいホームページを完成されました。


◆豊富な情報提供

 ホリス治療院さんのホームページにアクセスしていただくとすぐお分かりになると思いますが、ホリス治療院さんのホームページの特徴は、

・文字による豊富な情報を提供していること

です。

 一般に医療系のサービスは、実際にサービスを受けるまで良し悪しがわからない業種です。

 そのため、患者さんは来院前に「どんな治療があるのか?」「自分に合っている治療は?」といった情報をなるべく多く収集しようとします。

 特に「鍼灸」という分野は、初めて受診する人の敷居が高いですから、ますます情報収集に熱心な人の比率が高くなります。

 ホリス治療院さんは、ビジネスブログを使って、患者さんが来院前に知りたい情報をコンテンツとして豊富に用意されました。

 それが増患というダイレクトな結果に繋がったと思います。


◆地域のライバルよりも情報を多く出す

 なお、こうした情報提供は、

・競合企業よりも豊富な情報

を提供できるかどうかがポイントです。

 ホリス治療院さんの場合、宇都宮近郊の同業者と比較して、情報量で勝っていれば確実に増患につながります。

 情報量で「日本で一番」にならなかったとしても、「地域で一番」になれば、それで充分に勝てるのです。

 「ホームページで情報を出しましょう」という話をすると、「どれくらい出せばいいのでしょうか」というご質問をいただく事が多いのですが、基準としては、

・地域の同業者の2倍

くらいの情報量を目安にしましょう。

 あるいは、ページ数で

・30ページ

くらいを目標にしてもいいと思います。

 地域の同業者の2倍以上、そして最低限「30ページ」のホームページができれば、お客さんは確実に増えていきます。


◆お客さまの声が最重要コンテンツ

 さて、こうした情報をホームページに用意する際に、最も重要なコンテンツが、

・お客さまの声

です。

 ホリス治療院さんも、

患者さんの声

というコンテンツをご用意されていますが、このページが来院患者に安心感を与えてくれていると思います。

 実際にアクセスしていただければ分かりますが、もの凄い量の「患者さんの声」が掲載されていますから、アクセスした人に対してのアピール度は抜群です。

 サービス業の場合、こうした「お客さんの声」は最重要コンテンツ。

 極端な話、「お客さんの声」が100個あれば、サービス紹介がなくても問合せが発生するくらい、「お客さまの声」は大切なコンテンツなのです。

 他にも色々と学ぶべき点が多いと思いますが、ぜひあなたもホリス治療院さんを見習って、

・情報が豊富なホームページ

を制作して行ってくださいね。