第112回 人をメインにした情報提供が成功の秘訣
(2008/01/11)

 今回は、弊社の【ブログdeホームページ】サービスを利用してホームページを立ち上げた会員さまからのお便りをご紹介いたします。


●会員さまからのお便り

 私は、移動販売の独立支援を生業としていますが、以前より、開業前の方々にむけて、開業前の方が、人生を賭ける大きな投資をしてしまう前に、もっと適正な情報を配信する場がほしい」ということが願いでした。

 そこで個人用ブログで情報配信をやり始めたのですが、時系列に情報が並ぶだけで、必要としている人が必要としている情報にたどり着けない。信用がない。などの問題を抱えていました。

「もっと役に立つ情報配信がしたい!!」

 そんな時、知ったのが、あきばれネットさんのサービスです。

 文字を打つくらいしかできないので、ホームページ製作などというものは全く考えていなかったのですが、メルマガ購読や、セミナーに参加させていただいているうちに、「これは、自分でもできるかも・・・」という気になってきました。

 ブログ自体はやっていたし、電話でわからないところを質問できそう、というのがこころ強かったです。

 それでも、現場が忙しく、なかなか申し込むまでにはいかなかったのですが、移動販売で頑張っている仲間たちの後押しがあり、

「独立開業を煽るための情報ではなく、独立開業を判断するための情報を配信していきたい」

という想いで、あきばれネットさんにサービスを申し込みました。

 サービスは期待通りのものでした。

 やはり、ありがたかったのは電話のサービスです。とても親切に対応してくださり、わからないことを、その場で解決できるのが何よりありがたかったです。

 あと、「質問をしやすい」という対応がほんとうにありがたかったです。

 どんなに企業でサービスを謳っていても、「人」の対応によって、連絡しやすい、しづらい、質問しやすい、しづらい、があると思います。

 自分自身も、移動販売独立支援の世界で、このようなサービスを目指し頑張りたいです。

移動販売独立支援ネット 代表 平山 晋さま)

 平山さん、お便りどうもありがとうございました。

 平山さんは、移動販売むけの情報提供を目的として、ブログでホームページを立ち上げられました。

 移動販売に関するサイトは世の中にたくさんあるのですが、その多くは移動販売のFC代理店募集です。

 平山さんのように、移動販売に必要な情報をきちんと提供しているサイトはほとんどありません。

 その意味で、大変有意義な活動を平山さんは行っていると思いますので、ぜひこれからも役に立つ情報提供を続けていって頂けたらと思います。

 移動販売独立支援ネット


●誰が情報提供するか?

 さて、本日はこの平山さんの「移動販売独立支援ネット」を例にして、ホームページ作成のポイントを考えてみましょう。

 ネット上の商売の方法は色々とありますが、平山さんのように「情報提供」をメインとした場合、誰がその情報を提供するか、というのが反応率を大きく左右します。

 情報の提供者としては、大きく2つのパターンが考えられます。

・会社が情報提供する
・人が情報提供する

 最初の「会社が情報提供する」というのは、例えば私の前職である野村総合研究所が、情報提供するようなケースで、下記がサンプル事例です。

 NRIグループの研究結果

 上記のケースだと、「野村総合研究所」という「有名な」会社が情報を提供しているので、その情報の信用度が高い訳です。

 もしあなたの会社が既に知名度が高く、ネームバリューがあるのであれば、「会社が情報を提供している」形でホームページを立ち上げましょう。


●無名の会社の場合は・・

 ところが会社がそれほど有名ではない場合、「会社が情報提供する」というアプローチはあまり有効ではありません。

 実社会でもそうですが、無名の会社が飛び込み営業して有益な情報をお客さんに伝えようとしても、先方はなかなか耳を傾けてくれません。

 ネットも同じで、聞いたことのない会社が一生懸命に情報を提供しても、なかなかアクセスした人の心を捕らえることはできないのです。


●人が情報を提供する

 会社が無名な場合は、ホームページで

「人が情報を提供する」

という形態をとりましょう。

 不思議なもので、

・無名な会社が一生懸命コンテンツを提供しても、あまり読んでもらえないのですが、

・無名でも、その道の専門家がコンテンツを提供すれば、かなり読んでもらえます。

 例えば、うちの場合だと、

・WEBマーケティング総合研究所

という会社は少しも有名ではないので、あまり会社名は前面に押し立てていません。

 その代わり

・三菱東京UFJ銀行、野村総研の出身で
・ネットだけで何百社もの会員を開拓してきたという実績のある
・WEBコンサルタントの「吉本俊宏」

という「人間」が、様々な情報を提供している、という形式を取っています。

 私自身はさして有名な人間ではないのですが、上記のような経歴や実績があるので、多くの方が素直に私が提供する情報に耳を傾けてくれるのです。

 これが「吉本俊宏」を一切表に出さず、全て「WEBマーケティング総合研究所」が提供する情報だとすると、ほとんどの人は耳を傾けてくれないと思います。


●会社の話は聞いてくれない

 一般的にお客さんは、「会社が話すこと」を無意識に「宣伝」だと思ってしまいます。そのため、会社を前面に押し出すと、お客さんはその情報にあまり関心を示してくれないのです。

 でもこれが、「その道の専門家」からの情報であれば、途端に態度が変わります。

 話している内容は同じであっても、

・WEBマーケティング総合研究所が提供する情報

・吉本俊宏という一人の専門家が提供する情報

では、後者の方に多くの方が関心を示してくれるのです。


●人が情報提供している、という雰囲気を醸し出す

 従ってホームページの情報を、より効果的にアクセス者に訴えるためには、「人が情報提供する」という形で見せることが大切です。

 例えば、弊社のサイトの場合だと、「吉本俊宏」が情報提供している訳ですから、

トップページ右側のサイドバーに写真を掲載

吉本という人間を理解してもらうために、プロフィール欄で単なる経歴以外に、自分の失敗談や想いを語り、あわせて写真を掲載

サービスページでも、吉本という専門家がサービス説明をしている感じでコンテンツを提供

というようなポイントを通じて、なるべく「人間が情報提供している」という風に感じていただけるように工夫を重ねています。


●まずは写真を掲載しましょう。

 さて、平山さんのサイト

 移動販売独立支援ネット

の場合、誰が情報提供しているのか、という部分のアピールが不足しています。

 せっかく素晴らしいコンテンツを提供しているのですから、

「平山晋」という「移動販売の第一人者」

を、もっともっとアピールしましょう。

 そのために、まずは「写真」をもっと掲載しましょう。

 平山さんご自身の写真、仲間の写真、会員さんの写真、といったものを、なるべくたくさん掲載するのです。

 文字が並んでいるだけだと、「無名の会社の情報提供」になりがちです。

 もっともっと「人間を中心」にするために、たくさんの人物写真を掲載しましょう。

 今のコンテンツにこうした工夫が加味されれば鬼に金棒です。

 平山さんのサイトがブレイクするのも時間の問題だと思いますよ。(^^)v


 移動販売独立支援ネット