第99回 ホームページで人材採用
(2007/09/21)

 今週は、会員さまのお便りをご紹介します。


●会員さまのお便り

 ブログを開設して、まだ2か月ちょっとなのですが、資料請求、メルマガの登録などがありました。

 数はまだまだ少ないですが、今後が楽しみです。

 既存のお客様からは、お褒めの言葉をたくさんいただきました。

 それから、スタッフ募集にも応募がありました。優秀な人材があつまりそうです。すでに決定した方もいらっしゃいます。普通の募集広告よりも効果がありました。

 スタッフの募集については、HPを見て、当事務所の仕事の内容、仕事に対する考え方などに共感していただけたことが大きかったのだと思います。

 ブログだったから、いろいろな書き込みができたのだと思っています。これらのことは、きっとお客様にも伝わることだと思いますので、今後も、情報発信をしていきたいと思っています。

 あきばれネット様には大変お世話になりありがとうございました。

海老澤行政法務事務所 海老澤祥司さま)

 海老澤さん、お便りどうもありがとうございました。

 海老澤さんは横浜で、行政書士の事務所を運営されていますが、情報が豊富な素晴らしいホームページを作られていますので、ぜひアクセスしてみて下さい。

http://www.tsukaeruhouritsu.com

 さて、海老澤さんから頂いたコメントの中に、

 それから、スタッフ募集にも応募がありました。優秀な人材があつまりそうです。すでに決定した方もいらっしゃいます。普通の募集広告よりも効果がありました。

と書いて頂いていますが、いまや優秀な人材を採ろうと思ったら、ホームページの活用は不可欠です。


●人材採用とホームページ

 新卒の採用であれ、中途の採用であれ、求職者は会社に応募する際に「この会社はどんな会社だろう」と必ず考えます。

 自分の人生をその会社に託す訳ですから、

・その会社がどんなサービスや商品を提供しているのか
・経営者の考え方やビジョンは?
・社風は?
・働いている人の雰囲気は?


というような点を知りたくなるわけです。

 インターネットがない時代は、上記のようなポイントを「就職説明会」で説明してきた訳ですが、今では同じような情報をホームページで提供することが求められています。

 求職者は応募に際して応募企業の比較を行いますが、その際、複数の企業のホームページを比較して、その中から候補を何社かに絞り込みます。

 応募するまで何社ものホームページを比較して、各社を比較検討する訳です。

 従ってホームページがないと、そもそも「比較対象にさえ含まれない」という事態になってしまいます。


●求職者をお客さんだと思う

 さて、大企業の場合はともかく、中小企業の場合は、求職者の「売り手市場」、すなわち、

「その企業に応募するかどうかは、求職者次第」

です。

 仕事に応募した後は、その人を「採用するかどうかの選択肢」はあなたにありますが、応募するまでは、

「応募するかどうかの選択肢は求職者にある」

わけです。

 従って、人材を採用するためには、まず応募してもらうことに重点をおきましょう。

 経営者はえてして、

「どうやって面接したら、優秀な人材を選べるか」

 という点に興味があって、面接のノウハウ本ばかり読みふける傾向がありますが、その前に

「どうしたら、たくさんの人に応募してもらえるか」

を考えることが大切です。


●たくさんの人に応募してもらうには

 さて、ホームページを活用してたくさんの求職者から応募してもらうポイントですが、ぜひ「マーケティング」の考え方を適用してみましょう。

 お客さんに御社の商品を販売するのと同じように、人材募集を考えるのです。

・求職者   = お客様

・御社の仕事 = 商品


という風に考えてみましょう。

 ホームページで「お客様」に御社の「商品」の魅力を伝えるように、ホームページで「求職者」に御社の「仕事」の魅力を伝えるのです。

 御社の「仕事」という商品の良さを、「求職者」というお客様に伝えるためにホームページを活用していきましょう。

 ホームページで、単に「商品カタログ」だけを掲載してもお客さんからの問い合わせが発生しないように、ホームページに「仕事の条件」だけを掲載しても求職者からの問い合わせは得られません。

 ホームページを通じて、「御社の魅力」を求職者に伝えなければいけないのです。


●人材採用用のコンテンツ

 実際に人材採用に必要なコンテンツとしては色々とあるのですが、まずはリクルートの「新卒採用サイト」を研究してみましょう。

リクナビ

 上記のサイトで人材採用に積極的な大手企業を選んで、どのようなコンテンツを掲載しているか参考にしてみて下さい。

 ちなみに中途採用のコンテンツに力を入れている企業はあまりなくて、参考なる企業が少ないので、まずは新卒採用のコンテンツを参考にしてみましょう。

 さて、上記のサイトを色々と見て回ると、「新卒者に自社の魅力を伝える」ために、各社色々と工夫していることが分かると思います。たくさんのライバル企業の中から自社を選んでもらうために、大手企業も必死なのです。

 中途採用の場合は、新卒採用と比べてコンテンツ内容を変更する必要は当然あるのですが、

自社の魅力を求職者に伝える

という点では考え方は同じです。

 ぜひあなたも上記のサイトや、あるいは海老澤さんのサイトを参考にして、「たくさんの求職者に応募してもらえるホームページ作り」を目指していって下さいね。

海老澤行政法務事務所