今週は「ホームページの原稿は誰が考える?」です。 これからホームページを作ろうとしている会員さんからいただいたご質問をもとに、「会話」形式でお届けしましょう。 Aさんと私の会話です。 ◆原稿は誰が考えるのがベストか?
ホームページ作成の全工程のうち、大きな時間を占めるのが、ホームページに掲載する原稿の作成です。 ホームページにアクセスした人が、資料請求や問い合わせをしてくれるのか、もしくは商品を買ってくれるのか、それとも他のページに行ってしまうのかを決定するのは、ホームページの中身(コンテンツ)なのです。 Aさんは、あまり社内の事情をご存じでない奥様に、原稿書きを全部任せようとしていましたが、それではポイントを外した中身になってしまう可能性が高いと思われます。 ホームページは、インターネット上の「仮想支店」です。従って、ホームページを開設するということは、新しく「支店を開設する」ことと同じです。 通常は、どこかの地方に新しく支店を開設する場合、 ・どのような店舗にするか(内装、品揃え、等) ・どのようなお客さんをターゲットにするか ・人員配置はどうするか ・来店したお客さんにどうセールスするか といったポイントを、経営者ご本人か、ある程度の経験のある方が色々と検討されると思います。 原稿作成はこの中で「来店したお客さんにどうセールスするか」を考えることと同じですから、営業に大きく関わっている方が担当するのがベストなのです。 (奥様が本業のライターさんで、Aさんにきちんと取材をして書いてくれる、ということでしたら話は別ですが・・・) ◆原稿書きの苦労がメリットになる さて、Aさんとの会話の続きです。
多くの経営者の方にとって、ホームページ制作は「初めての経験」です。 ホームページでは、営業マン(人)の代わりに、文字(コンテンツ)がお客様に説明をします。 ですから、アクセスした人に「伝えたい内容」を、「分かりやすく」まとめて、それを「文字」にしなければなりません。 この作業は、文章を書くのに慣れていない方だと、本当に苦労されると思います。 しかし、自分の頭の中にあることを「文字」に落とす作業は、同時に、あなたの頭の中にぼんやりとあった内容を、整理する作業でもあります。 「我が社のアピールポイントは何だろう」 「お客様に喜んで頂けるサービスは?」 「自分の想いを伝えるにはどうすれば良いのだろう」 こうしたことを、原稿を書きながら考えてまとめていくことは、新たな発見につながったり、後々の経営に役立っていくことと思います。 ホームページの原稿作成が、ホームページの成果以上の何かを、あなたにもたらしてくれるかもしれませんよ。 |