第48回 Yahooのビジネスエクスプレス
(2006/09/22)

 今回は「Yahooのビジネスエクスプレス」についてお話してみます。


●Yahooの登録申請

 Yahooには、

「ページとの一致」という、ロボット型自動登録、
「Yahoo!登録サイトとの一致」という、人手による登録

の2種類の登録パターンがあります。

 検索結果は、先に「Yahoo!登録サイトとの一致」が表示されますので、できれば「登録サイト」として「人手の登録」を実現したいところです。

 しかしYahooは「全てのサイトを登録する」ことを保証していません。

 またYahooには、「無料の登録申請」と「有料の登録申請」があります。

 「無料」の申請のほうは費用がかかりませんが、登録の審査がいつ終わるかは分かりませんし、審査で却下された場合はその結果や理由も通知してくれません。

 また「商用サイト」も、無料の登録申請からは、登録を許可してくれないケースがほとんどです。

 私もあきばれネットのHPを開設したときに、試しにYahooに無料申請してみましたが、半年経っても掲載されませんでした。


●Yahooの有料申請(ビジネスエクスプレス)

 一方、有料の登録申請として、「ビジネスエクスプレス」というサービスをYahooが提供しています。

 このサービスは、一定の審査費用を支払うことによって、「審査を保証」してもらうサービスです。

 しかしこのサービスは、必ずしも「登録を保証」するものではありません。

 今までは「いつになったら登録審査してくれるのか分からない」という状態だったのに対して、「原則1週間以内に審査を完了する」ということを保証したサービスです。

 また審査に落ちた場合は、その理由も通知してくれます。

 ただ繰り返しますが、これは「審査を保証」するだけで、「登録を保証」するものではありません。ですから、ビジネスエクスプレスを利用したからと言って、必ず登録されるわけではないのです。

 また登録されなかったとしても、支払ったお金は返ってきません。あくまでも「迅速に審査してくれる」サービスなのです。

 さて、この「ビジネスエクスプレス」というサービスの費用は、サイトのコンテンツによって異なります。

 通常のサイトなら52,500円ですが、健康食品、健康用品、ギャンブル、エステといった分野に関するサイトは、この審査料が157,500円になります。

 このように、「審査するだけで5万円」という「殿様商売」のYahooなのですが、「商用サイト」を登録するためには、現状この「ビジネスエクスプレス」を使うのがほとんど唯一の方法です。

 いつ登録されるか分からない「無料登録」を行っても、ほとんどのサイトは登録されません。Yahooとしては、商用サイトからは必ずこの「ビジネスエキスプレス」を使ってもらい手数料収入を得よう、という戦略なわけです。

 というわけで、あなたのHPが商用サイトだったら、Yahooに登録するためには、最初から「ビジネスエキスプレス」を利用するのを前提にした方が良いでしょう。 (ちょっと、審査費用にお金を払うのは悔しいですが・・・)