●小冊子読者からのお便り 今回は、あきばれネットのガイドブック「できる社長のHP入門」をご購読頂いたかたからのお便りをご紹介します。
CUさん、お便りどうもありがとうございました。私どものガイドブックがお役に立ったようで何よりでした。(^o^) CUさんのお便りから拝見するに、「 I T 担当者が、上司に理解されずに孤軍奮闘している」という状況のようですね。 本日はCUさんの悩みにお答えするため、「社長の I T 教育法」(^^)と題してお届けします。 ● I T は所詮は「ツール」です。 まず I T に疎い社長さんが陥りやすいのが、「 I T を使えば、すべてが解決する」と早合点してしまうことです。 例えば、「HPをつくりさえすれば、うちの商品はガンガン売れるに違いない」といったタイプの誤解です。(こういうタイプの人は、結構多いんですよ・・(^_^; 「 I T 」に疎い人は、I T のことを「魔法の杖」のように思っている人が多く、こういう人は「よく分からんけど、I T を導入しさえすれば全てが変わる」と考えがちです。 でも「 I T 」は所詮はツールです。 例えば、工場の「生産ライン」に最新鋭の機械を導入しても、だからと言って売上げアップが保証されているわけではありません。最新の工場設備を前提とした「営業戦略」があって、はじめて売上げアップにつながる訳です。 あるいは、事務所の「電話機」を最新機種に変更しても、ほとんど全く売上げアップにはつながらないでしょう。 I T も同じこと。所詮は「パソコン」や「ホームページ」も、数ある「ツール」の一つにすぎません。 高性能・高機能のツールを導入するのは大切ですが、でもそのツールを使いこなさないことには売上げにはつながりません。 「豚に真珠」となるか、「弘法筆を選ばず」になるかは、経営者次第なのです。(^o^) ● I T 音痴の社長さんを教育するために・・ さてそれでは、I T が苦手な社長さんをどのように教育すれば良いかについて考えてみましょう。 I T 音痴の社長さんに、I T のことを正しく理解してもらうポイントは、「専門用語」を使わないことです。 例として「ホームページ」を例に取り上げてみましょう。 ホームページを自社でどう活用するか、を検討している場合には、ホームページとは何か、について社長さんに正しく理解してもらう必要があります。 その際、 「ホームページのコンテンツをサーバーにおき、アクセスアップのためにGoogleが・・・」 みたいな話をしてはいけません。カタカナ用語が出てきた途端に多くの社長さんは、フランス語か中国語で話しかけられたような気持ちになりますから。(^^) そうではなくて、 「ホームページというのは、インターネットという市場に、新しく開設する『支店』です。支店を開くためには、まずテナントを借りる必要がありますが、このテナントのことを『サーバー』と呼びます。」 というような説明をしましょう。 あるいは、 「ホームページという支店を開設するためには、事務所の『内装工事』をしなければいけませんが、この内装工事業者のことを『HP作成会社』といいます。」 という感じで、「専門用語」を、社長さんが分かる単語に翻訳してあげる必要があるのです。 CUさんのお便りのなかに
というお悩みが書かれていましたが、こういう苦労をされている人は、是非「社長さんの分かる用語に翻訳してあげる」と良いと思います。 そうすれば I T 担当者のお仕事の大変さも理解してくれて、きっと仕事もやりやすくなると思いますよ。(^^) |