第31回 情報提供型のホームページを目指しましょう
(2006/05/26)

●会員さんのお便り

 今回は、あきばれネットでホームページを作成させて頂いた会員さんのお便りをご紹介します。

感動!ファッションカーテンのデコ

「う〜ん、なるほど、こう出来たのか、いいじゃないですか」

 満足しているのは出来上がったHPだけではない、出来上がるまでのスタッフの方の対応や、的確なアドバイス、わからないことは納得の行くまで説明をしてくれたこと、メールと電話でのやりとりで、良くここまでの作品を作ってくれたな〜と感心をしております。
 なぜあきばれさんに頼んだのか? それはやはり「プロとしての自信」を感じたからです。作ったHPは実践で活躍できて初めて価値の出るもの、そのことを判っておられたのでお願いしました。

 制作中に大きな山がありました。それは「客観的に見るとどのような表現になるか?」という問いかけでした。

 自分の言いたいこと・表現したいことは出てくるのに、「客観的」に見られないことが大きなテーマとして残った。「人の顔はよく見えるのに、自分の顔は見えない」ということで、思索の上、大転換で解決した。HPの構成を見ていただければ判る人には分かるでしょう。

 制作費用に関しても、納得のものが出来上がれば、価値の割には納得価格である。

 さてこれからが本番である、どのように使いこなすかで価値は高まっていくでしょう。
 あきばれ代表吉本様、素敵な感性の持ち主の担当カウンセラーさんありがとう。

有限会社デコ  代表 佐々木小太郎さま)

 佐々木さん、お便りどうもありがとうございました。

 佐々木さんは実は、かなり「手強い」お客さんでした。(^^)

 というのは、佐々木さんは非常に勉強熱心な方で、マーケティングの勉強を相当積まれていました。

 その分、佐々木さんの要求水準が高くて、ご満足頂けるホームページを作成するために、担当カウンセラーがかなり「頭に汗をかいた」のを思い出します。(^_^;

 その甲斐あって、おかげさまで佐々木さんには喜んで頂けたようで、担当者含め、一同ほっと一安心でした。(^^)


●情報提供型のホームページ

 佐々木さんはカーテンショップを経営されていて、「ファッションカーテン」という新しいカーテンの概念を広めようと、日夜努力されています。

感動!ファッションカーテンのデコ

 上記のHPにアクセスされると分かりますが、一般的なカーテン屋さんの

・「商品画像オンパレード」のホームページ

ではなく、

・「お客さんが必要な情報」を
・「お客さんの立場」で提供する
・「情報提供型」のホームページ

に仕上がっています。

 我々はこうした「情報提供型のホームページ」を多くの会員さんにお勧めしています。

 確かにこうしたホームページは、「文字が多く」て「お洒落度にかける」ため、好き嫌いが別れます。「お洒落な写真」をたくさん使って、「それらしい」コンテンツを作るのが、今の「はやり」のホームページなのです。

 しかし私の経験からすると、写真のオンパレードのホームページは

・「商品紹介型」のホームページ

になりがちです。

 そして商品紹介型のホームページの場合、商売につなげるのが非常に難しいのです。


●優秀な営業マンと同じアプローチ

 あなたも商品の紹介パンフレットだけを渡されても、その商品を購入しようと思いません。商品パンフだけで物が売れるのなら、営業マンは必要なくなりますから。(^^)

 営業成績の良い営業マンは「商品の紹介」をする前に、「お客さんの悩みの解決」や「お客さんのニーズを満たす」ために、どうすれば良いかについて、お客さんに色々な話をします。

 「ソリューション営業」とか「コンサルティング営業」というような言い方をされますが、「お客さんの悩みを解決するための情報」を最初に提供して、お客さんの信頼を勝ち取った後に、初めて商品の紹介をする訳です。

 例えば、あなたが初めてお会いするお客さんの前で何を話すかを考えてみましょう。

 お客さんとお会いして、開口一番「弊社の商品は、このような特徴がありまして・・・」、という話はしないですよね。(^^)

 ご挨拶がすんだら、まずは簡単な自己紹介をして、その後「お客さんの話」を聞くと思います。お客さんの話を聞いて、「そうした悩みをお持ちでしたら、こんな風にすれば・・・」という感じで話しが展開するのではないでしょうか。

 ホームページも同じ事。いきなり商品紹介から始めても、なかなか物は売れません。

 あなたのホームページにアクセスする人は、

・あなたの「商品」を買いに来ている

訳ではありません。

 商品を買いに来ているのではなく、

・自分の「悩みやニーズ」を解決する「情報」を収集する

ためにホームページにアクセスしているのです。

 当然、こうしたニーズに応えてあげないと、アクセスした人はあなたのホームページに興味を失って、すぐに別のサイトに移動してしまいます。

 決して「商品紹介」が悪いというわけではないのですが、まずは

・「お客さんの悩みやニーズ」を解決する「情報」を提供する

ことによって、アクセスした人の気持ちを掴みましょう。言い方を変えると、アクセス者にまずは

・あなたのホームページに興味を持ってもらう

ことが重要なのです。商品紹介に興味を持つ人はあまりいませんが、「自分に役立つ情報」に興味をもつ人はたくさんいます。アクセス者に役立つ情報を提供して、

・このホームページは、役に立ちそうだ

と思ってもらいましょう。

 「このホームページは役に立ちそうだ」と思ってもらって、その後に初めて商品の紹介に興味を持ってもらえるのです。

 この順番を間違えるとなかなかホームページでは反応が取れません。

 ぜひあなたも、佐々木さんのホームページにアクセスして、この辺のポイントを勉強してみて下さいね。(^o^)

感動!ファッションカーテンのデコ