今週も、私どもでホームページを作らせて頂いた正会員さんのお便りをご紹介します。
若原さん、お便りどうもありがとうございました。 若原さんの素晴らしいところは、72歳というベテラン経営者でいらっしゃるにも関わらず、自らHP制作の技術を学ばれて、先頭に立って自社のI T化を推進されているところです。(もっと若い読者の皆さん、若原さんに負けずに頑張りましょうね。(^^) 若原さんは人材派遣の会社を経営されていて、今回制作されたHPも若原さんのセンスが活かされた素晴らしいHPに仕上がっています。是非アクセスして研究してみて下さいね。(^^)V 株式会社パコム ●HP制作に社員を巻き込もう さて若原さんが今回HPを制作するに当たって、非常に素晴らしかったと思うのが、「全社を巻き込んだ」プロジェクトにしたことです。
というコメントを頂いておりますが、こうした取り組みは非常に大切です。 良くあるパターンは、「HP担当者だけ」、あるいは「社長だけ」がホームページ制作に関わり、「他の人はまったく関知しない」というものです。 しかしこのパターンでHPを作ると、最初はともかく、後々問題が発生するケースが多いのです。 というのは、担当者以外は当事者意識が薄いですから、「自分の仕事に役立たせるために、ホームページをどう活用するか」という観点での取り組みがなされません。 そのため、せっかくホームページを作ったものの、暫くすると「こんなHPを作ったって、うちの仕事には何の役にも立たないよ」という声が「身内」から聞こえるようになります。(担当者からすると、身内からの批判が一番こたえますからね。) 一昔前のホームページは、社内の「広報セクション」が担当する場合が多かったのですが、当然「広報」に関する情報は充実するものの、「セールス」や「顧客サポート」といった点からはホームページが全く役に立たないというケースが続出しました。 本来ホームページというのは、「会社の“全ての業務”をサポートできる新しいチャネル」です。 最初から全ての業務をサポートしたホームページを作るのは難しいですが、「将来的に、自社の業務にホームページをどう活用していくか」という点を念頭において、ホームページの検討を行いましょう。 そしてその過程で、関連部門を巻き込んで行きましょう。 直接関係のない社員でも、「ホームページを活用して、将来、自分の仕事をどう改善していくか」という目でプロジェクトに参加させましょう。 これによりホームページに対する社員の理解が格段に高まりますし、また当初作成のHPに対して色々なアイデアがでてきます。 そうすればホームページの位置づけが社内で明確になり、ホームページの活用度合いが格段に高まります。 ●社長の想いを社員に伝える それともう一つ副次的な効果として重要なのが、「社長さんの戦略」や「社長さんの会社に対する想い」を「社員に浸透させる」ことができると言う点です。 どうしてもホームページは「ブラックボックス」になりがちですが、社員を巻き込んでホームページ制作を進めることにより、自社のホームページの「狙い」や「ターゲット顧客」といった価値観を社員と共有することができます。 なかなか「社長さんの考え」を社員に伝えるというのは難しいですが、「ホームページという題材」をネタにすれば、社長さんの想いを社員にスムーズに伝えることができます。 「HPでどういうお客さんを狙うのか」、「HPでアピールする我が社の商品の強みは何か」、そういった議論を社内で重ねることにより、社員の意識が高まり、社長さんの考え方が浸透しやすくなります。 せっかく作るホームページですから、是非「全社員」を巻き込んで、素晴らしい成果をあげて行きましょう。 |