今週は、まず最初に読者からのお便りをご紹介しましょう。 ●読者からのお便りコーナー
お便りどうもありがとうございました。 このお便りのように、「海外の現地」から、日本人向けのサービスを「インターネット経由」で提供する、というのは、今後ニーズが確実に出てきます。 一昔前は、「地球の歩き方」といった書籍が、現地情報の入手方法でしたが、これからは確実にインターネットに取って変わられるでしょう。 その意味で、こうした取り組みは素晴らしいと思います。是非頑張ってくださいね。 ●見込み客のメールアドレスを集めましょう さて、お便りの中で、
と書かれているのは、先週のこの部分です。 ただここで注意頂きたいのは、 ・ホームページは、コンサルティングサービスを販売したり、 ・コンサルティングに関する「お問い合わせ」をしてもらう場所ではなく、 ・見込み客のメールアドレスを集めるための場所だ、 と言うことです。 特に、「お問い合わせはこちら」とばかりに、住所氏名の入力を求めるホームページが多いですが、この方法ではほとんど「見込み客」は集まりません。お問い合わせした途端に、売り込みされそうなので、皆さん引いてしまうからです。 ですから、「ガイドブックをあげます」とか、「メールマガジンを配信します」とか言った形で「メールアドレス」を登録して頂く方法に特化しましょう。 とにかく、「ホームページは、見込み客のメールアドレスを集める場所」という風に、HPの目的を明確化することが成功の秘訣ですよ。 ホームページにアクセスした人のうち、その場ですぐに商品を購入したり、サービスを申し込んでくれる人の比率は、平均すると「0.5%以下」です。 200人アクセスしてくれて、購入する人が1人いるかどうか。これが平均的なホームページの実態というわけです。 もちろん提供する商品や、そのホームページの構成によって上下しますが、平均0.5%ですから、0%のホームページ、即ち全く購入がないホームページも少なくありません。 実店舗と違って、ホームページでは商品を直接見たり触ったりできませんし、店員と話すこともできません。そのため「騙される」リスクが高いわけで、結果的に実店舗よりも商品やサービスの購入率は極端に低くなります。 特に1万円を超える高額商品になると、この傾向は顕著になります。 ちょっと感覚的な数値ですが、実店舗で1万円の商品を購入する人が、10人に1人だとすると、ホームページで1万円の商品を購入する人は、1,000人に1人くらいだと思った方が良いと思います。 従って、店員とも話せないし、商品を手に取れないホームページでは、「最初のアクセス時」に商品やサービスを売り込むのではなく、まずは「メールアドレス」を登録しもらいましょう。 登録してもらったメールアドレスに、「メールレター」を発行し、少しずつ「御社」や「御社の商品・サービス」のことを理解してもらいましょう。そして、少しずつ御社のことを「信頼」してもらうのです。 こうした「信頼」なしに、インターネットで商品やサービスを販売するのは、かなり難しいです。 そのためには、ホームページで「すぐに売り込む」ことに注力することよりも、「見込み客を集める」=「メールアドレスを集める」ことに重点をおきましょう。 今すぐの売り上げを目指すのではなく、将来の売り上げのために、少しずつ「見込み客」を増やしていくこと。これがホームページで成功する鉄則なのです。 |