今回は、会員の方ら頂いたお便りをご紹介しましょう。
NKさんお便りどうもありがとうございました。 ガイドブックが「カンフル剤」になれば、私も一生懸命に書いた甲斐があったというものですね。(^^) ●インターネットの現状 さて、NKさんが書かれている
という部分を取り上げて、本日はお話ししたいと思います。 インターネットの「家庭からの利用者」は、今や5,000万人を越えています。「職場からの利用者」を加えると、7,000万人近い人がインターネットを使っているのです。 特に30代以下の若い人は、携帯の利用も含めると、恐らく90%近い人がインターネットを使っているでしょう。 これは「インターネットが普通のツール」になったことを意味しています。 そして今でさえ「普通のツール」なのですから、「5年後」にはどうなっているでしょう? 恐らく「テレビと同じような感覚」でインターネットが考えられるようになっていると思います。 ところが経営者の多くにとって、インターネットは「まだ特別なもの」だと思います。 「仕方なしに」情報を調べるとか、電子メールを「わざわざ送る」とか、そういう感じの人がまだまだ多いと思います。ましてや、「インターネットで買い物」した経験のある人は、完全に少数派でしょう。 でも、今の若い人は、「ECショップ」とか「オークション」とかで、ネットで買い物することに、ほとんど抵抗感を持っていません。駅前の本屋さんで書籍を購入するのと同じような感覚で、「アマゾン」というインターネット本屋さんで購入しているのです。 しかもこれは安い商品だけを購入するのではありません。高額商品に関しても、ネットで注文することに抵抗感を感じない人が増えています。 例えば、私が個人で購入したネットの高額商品は、「20万円」でした。 少し前の話になりますが、2002年のワールドカップの「日本vsベルギー戦」のチケットを、Yahooオークションで購入したものです。20万円ですから、それなりに慎重にはなりましたが、決して「インターネットだから危ない」という風には思いませんでした。 (でも、20万円を捻出するに際しては、我が家の大蔵大臣との激しいバトルがあったのは事実ですが・・・(^^ゞ) このように、インターネットで購入する、インターネットで情報を収集する、インターネットで資料を請求する、ということが、「極めて普通」の状態になってきています。 でも、多くの経営者は、こうした経験をしていませんから、世の中のお客さんの動きについて行けなくなっているのです。 ●ネットで買い物してみましょう。 多くの経営者の方は、実店舗での販売には自信をお持ちだと思います。 「お客さんに対して、どんな商品を提供すれば売れるか」とか、「どのような接客をすれば、お客さんに喜ばれるか」とか、そう言うことは誰よりも詳しいと思います。 それは、生まれてから今までに、何回も「自分で購入した経験」があるからなのです。自分自身がお金を払って、色々なものをお店で購入していますから、商品を見る目や、店員を見る目が養われているわけです。 でもインターネットではどうでしょうか? 自分がほとんどネットで買い物をしたことがないのに、インターネットで買い物するお客さんの気持ちが分かるでしょうか? インターネットではどのような商品が喜ばれて、どのような接客が好感を持たれるか、イメージが湧くでしょうか? この意味で経営者自らが、「インターネットで買い物する」経験なしに、自社のホームページを成功させるのは、かなり難しいと思います。 商売の原則は、お客さんのことを理解することだと言われますが、インターネットでもこれは同じです。まずは自分で「ネットショッピング」をしてみましょう。 私は、「毎月10万円」の買い物をネットで行うことをお薦めしています。毎月これくらいネットで購入していけば、自然と「ネットのお客さんの気持ち」が分かってきます。 まずは、「自分がお客さんになること」をインターネットで体験してみましょう。そうすれば、自社のホームページの方向性について、きっといいアイデアが生まれてくると思いますから。 |