これだけは押さえておきたい・・・
(2016年4月)

国際税務経験がなくても海外進出相談に対応できる

顧問先からの海外進出の相談 国際課税
ここまででいい会計事務所のアドバイス
税理士法人ファシオ・コンサルティング
パートナー/公認会計士・税理士
鯨岡 健太郎 氏

 先生方は、顧問先から突然、海外進出の相談をされた際に、どのように対応されるでしょうか?

 グローバル化が進む昨今、中小企業の中にも、安価な海外労働力の活用や、国内市場閉塞という状況を打開するための市場開拓といった目的で、海外進出を検討する会社が増えているようです。

 そのような検討が行われる際には、ほぼ必ず、企業のよろずの相談役たる顧問税理士の先生方に何らかの相談があるのではないかと思われます。しかし、国際税務の経験がない場合、何をどう答えたらいいのか悩んでしまうケースも多いのではないでしょうか。

 国際課税の世界は、たしかに複雑で難解な部分が多くあります。しかし、企業の海外進出検討段階という場面に限って整理すると、その相談対応に必要な知識はかなり絞り込むことができます。例えば、海外進出というと「進出先の税制を知らなければ」と考えてしまうかもしれませんが、それは現地の専門家に聞くべきことで、日本の税理士が知っておくべきことではないそうです。むしろ、日本の税理士に必要なのは、国内税法と一部の世界共通ルールの知識のみということです。

 本商品では、国際税務の経験のない会計事務所でも、顧問先からの突然の海外進出相談に対してきちんとお応えできるようになるための知識を、厳選して解説しております。国際課税の基礎知識をひと通り見た上で、進出形態ごとの要注意ポイント、進出目的別の税務上最適な進出形態の検討などを行っています。

 国際税務の解説商品としては、他に類を見ないほど分かりやすい解説となっているので、今後の相談に備えるためにも、ぜひご活用ください。


「顧問先からの海外進出の相談 国際課税
ここまででいい会計事務所のアドバイス」

鯨岡 健太郎 氏
◆プロフィール◆
大手税理士法人から独立後、主に中小企業に対する税務会計コンサルティングを中心に行いつつ、管理会計を通じた経営改善指導にも注力。近年、香港オフィスとシンガポール連絡事務所を開設し、中小企業の海外展開(主に東南アジア向け)支援も積極的に行う。