これだけは押さえておきたい・・・
(2015年8月)

聴くと高めることができる
相続の知識と実務対応知識

税理士の相続に関する
難問・疑問解決トラブル防止のコツ
小林磨寿美税理士事務所 税理士
小林 磨寿美 氏

 相続税が増税となり、先日もとある先生が「昨年は2件の相続税申告をしたけど、今年はもう3件目の依頼があったよ」とおっしゃっていました。相続税が増税となり、やはりお客さまからご相談を受ける件数が増えているようです。

 同時に先生方もさまざまな案件のご相談をお客さまから受けるためか、相続に関するご相談が増えたと、税理士会等の相談員をされている講師の小林先生はおっしゃっていました。

 今回お話しいただきました内容は、先生方がお客さまの相続のご相談に乗る際に必要となってくる大切な知識です。

 例えば、今回の相続税の改正で申告対象者になった方の案件では特に押さえておいていただきたい「代償分割」の知識です。

 相続財産が自宅のみで相続人が子2人の場合、自宅を物理的に半分にして相続するわけにはいきません。そのため、どちらかが自宅を相続して、代償分割となるわけですが、そこで現金をどのように用意するかという問題があります。

 そしてこのような場合に遺産分割協議書を書くにもトラブル防止のためのコツがあります。

 代償分割した時の課税関係、死因贈与、包括遺贈、遺言、遺産分割協議の詐害行為などなど、相続は相談に乗る段階から民法など周辺の知識が必要になってくると、収録に立ち会って改めて思いました。

 今回は実務に必要な知識のみならず、トラブルを防止するための方法もお話しいただいておりますので、実務対応のヒントもお聴きいただけます。相続の知識を深めたい先生のみならず、案件を抱えている先生にもお勧めです。


「税理士の相続に関する難問・疑問解決
トラブル防止のコツはここだ!」

小林 磨寿美 氏
◆プロフィール◆
税理士。金融財政事情研究会認定M&Aシニアエキスパート。法人関係のみならず資産税にも精通。日頃から判例・裁決等最新情報の分析も欠かさず、大変豊富な実務知識を持つ。『同族会社の売却と清算がわかる本』、『Q&A自己株式の実務』(共著)、等、著書多数。