宅地評価の難しいところは評価の入口で間違えるとその影響がどんどん広がっていってしまうことです。間違えた結果、財産評価額が高くなってしまいそのまま申告しても、税務署は何も言ってくれません。低く間違えると調査で指摘はされますが……。 そのため、間口距離や奥行価格補正率の取り方、一方路線や二方路線を有する土地の評価方法をしっかりと把握することがとても重要となってきます。 しかし、この基本的なことが、実は何よりも難しいのが財産評価の奥が深いところです。 今回のお話は税務の書籍などに載っている一律的な基礎のお話ではなく、実務家にとって重要となる基本的なことです。財産評価基本通達には載っていないが、課税実務上決まっている取り扱いや、判例や裁決を通して実務での対応方法を解説いただきました。 講師は、財産評価と言えばこの方、笹岡宏保氏です。 奥行価格補正率の取り方、間口距離や奥行距離の算定方法。そして、一方路線の宅地評価の仕方、また、側方路線、二方路線を有している宅地の評価の仕方をお話しいただきました。 整形されたきれいな宅地はなかなかありません。道路が曲がっていたり、農業用水路があったりと常にイレギュラーだらけです。このような評価対象に出会った時にもしっかりとご対応いただけるように、実務家のための宅地評価の基礎を徹底的に解説していただいております。 ぜひ、“実務の基礎”をご確認ください。
|