これだけは押さえておきたい・・・
(2015年5月)

お客さまも、先生も、そして税務署も喜ぶ

税務署側はここを見ている!
相続税申告書の見方・読み方・調べ方
税理士法人レガシィ
代表社員税理士・公認会計士
天野 隆

 効率よく、そして品質よく申告書を作成するにはどうしたらいいでしょうか。それはやはり、税務署側がどのように申告書を見ているか分かれば、力の入れどころや確認のポイントが分かるのでとても助かるかと思います。

 特に相続税の申告書は、ほとんどの会計事務所が作成に慣れているわけではありません。調べたり、確認したりしながら進めるため、いつも以上に時間がかかってしまいます。

 そこで今回、税務署側がどのように申告書を見ているのかを天野が解説させていただきました。

 天野が日頃から実務をしていて気が付いたこと、そして非公式で当局の担当者や実務経験者からヒアリングをしたことを、体系的にまとめさせていただきました。

 内容の特徴としましては、申告をどう見て、そこからどんなことを税務署が読み取っているのかを解説しました。そして、項目ごとに税務署が良く見ているところを「◎」、そこそこ見ているところを「○」、あまり注目してないところを「△」と印をつけさせていただきましたので、申告書作成の際の力の入れどころが分かります。

 また、税務署がどの項目をどれぐらい注目して見ているか分かれば、お客さまへの対応も違ってきます。「税務署はここをよく見ているので、よく確認してください」とお客さまに注意を促すことができます。

 そして何よりも、税務署が知りたいと思っているポイントを知って作成することで「この申告書は知りたいところが調べてあって助かる」と調査官に思ってもらえれば、申告内容の信頼度も高まります。


「税務署側はここを見ている! 相続税申告書
見方・読み方・調べ方 2015年度以降版」

天野 隆
第1巻  ここを見ている! 全体 預貯金編
第2巻  ここを見ている! 土地 建物編
第3巻  ここを見ている! 有価証券 その他編
◆プロフィール◆
相続専門の税理士として日々、業務に携わっている天野だが、資産をお持ちの方のお手伝いをさせていただく際、消費税や所得税、法人税など、他の税目にも目を配り、総合的な節税となるようご提案、アドバイスをすると、お客さまに喜ばれると話す。