景気の回復に伴う各業界における人手不足。一時的なものであり、ある程度の期間が過ぎれば緩和されるかと考えられましたが、どうもそうではないようです。 少子高齢化はもちろんのこと、他にも中小企業を取り巻く状況は一層厳しくなりつつあり、このままのビジネス形態では、多くの中小企業が人手不足から脱出できない、と船井総研ホールディングスの五十棲剛史氏は話します。 「人手不足が長く続くのであれば、ずっと業績が上がらないままではないか!」とお考えになるのは当然なのですが、どう人を集めるかよりも、「この人数でどう回していくか」を考えたほうが、問題解決へのゴールも近いように思えます。 つまり、少人数で大きく儲けよう! ということです。 しかし、人が少ないのに儲けることなんてできるのでしょうか。 第1巻では、まずは人手不足の原因、そして人手を必要としないビジネスの方向性とはどのようなものか、ということについて話します。 第2巻では、第1巻を踏まえ、会社の生命線である「営業」について考えます。少人数で儲けるためには営業の仕組みをどのように変えていけば良いのでしょうか。 そして第3巻では、人手不足の中、今会社にいる社員が儲けてくれるようになるには、経営者としてどのような道を示していく必要があるかを考えます。 中小企業こそ、少ない人数で最大のパフォーマンスを発揮できるフィールドです。体制がつくれれば、怖いものはありません。
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