職業会計人にとって、たとえ嫌でも、避けて通れないのが税務調査かと思います。もちろんやましいことはないとはいえ、自分が行ったことの粗探しをされているようで、落ち着かなく嫌なものかと思います。 さらに、税務調査の対応如何によっては、お客さまとの信頼を損なうことにもつながり、決して楽しい仕事でないことは間違いありません。 税務調査を無くすのは申告納税制度を採っている日本においては、不可能に近いことですが、税務調査に入られにくくすることはできると思います。 では、どうしたら良いのでしょうか? 孫子の兵法に「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」とあります。つまり、相手である税務署をよく研究することで、税務調査に入られにくくするための方法を全3巻で探ります。 第1巻では、まず「彼」である税務署を知ります。税務調査官の仕事内容や税務署内での置かれている状況、そして国税通則法の改正により彼らの状況がどう変化したかを解説します。 第2巻では、「己」つまり私たちを知ります。顧問先であるお客さまが調査対象とならないように、どのような実務対応を私たちができるのかを解説します。税務署から「ここは大丈夫だな」と思わせる申告書作りとは……。 第3巻では、具体手に税目別に調査対象に選ばれにくい方法を解説。また、万が一調査対象に選ばれてしまった時の対処方法についてお話しいただきます。 どれも講師である坂野上先生が実際に行っていることなのでぜひ参考にしてください。
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