これだけは押さえておきたい・・・
(2014年4月)

おかしな数字にパッと気付くコツ

決算書のミスを素早く察知する!
(株)ヴェリタス・アカウンティング
代表取締役社長 公認会計士
山岡 信一郎 氏

 法人決算が一番多い季節です。

 で、当然のことながら、所長先生は所員の皆さんが手掛けた決算書をチェックすることになるかと思います。

 どのくらいの時間がかかりますでしょうか?

 もちろん、先生によっても、作成する担当者によっても変わってくるかとは思います。しかしながら、チェックの時間は最小限にし、できればそれを別の業務に回したい。

 そして何より、「ミス」も怖い。

 後で指摘されるということになれば、ペナルティもありますので、その部分も避けていきたいと思います。

 そこで今回のお話になります。「○○の部分の数字がこうなっていれば、○○である可能性が高い」という点が、決算書には多くあります。

 そのレクチャーを受けることによって、間違い発見の確率が高くなりますし、全部くまなく見ていた、という方においては、圧倒的な時間削減を図ることができます。

 今まで、「何かおかしいなあ……」と思っていた箇所も、どこをどう調べていくと明らかになり、無駄もなくなります。

 また、それ以前の段階で、提出されてきた帳票に対して、「ちょっと気になる」という場所も、担当者にどう質問すれば、間違いのリスクを探ることができるか、というお話もあります。

 これからの法人決算業務において、一聴していただくと大いに参考にしていただけます。


「決算書のチェック時間が減る!
おかしな数字にパッと気付くコツ」

山岡 信一郎 氏
◆プロフィール◆
監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)を経て、2007年(株)ヴェリタス・アカウンティング設立。企業会計を得意とし、金融機関のセミナーでも多数の講師を務める。著書に『「おかしな数字」をパッと見抜く会計術』(清文社)ほか。