歯科医院の高齢化、承継問題の重要化というのはよく聞きますが、「実際どうなのか?」という話になると、急に貴重になるかと思います。 医業全体が、予防医療にシフトしていますが、歯科医院は特に、治療だけでなく健康な生活のサポートをするという役割が顕著になっています。 これがどういうことかというと、歯科医院にとって、親子承継、第三者承継に関わらず「風土」「文化」の承継ができるかどうかで、「お客さま」の承継ができるかが決まってくるということです。 第一巻は「事例から見る成功と失敗のポイント」と題し、親子承継の成功事例と失敗事例、第三者承継の成功事例と失敗事例を検討しながら、「幸福な承継」にするためのポイントと税理士がどのように介入していくかを紹介します。 第二巻は「手続きのポイントと実務のコツ」と題し、個人医院の承継、医療法人の承継の実務ポイントを解説しながら、先生はどのようにしているのかというコツをお話しいただいております。 承継というのは、親世代(譲り手)にとってはなかなか考えたくない問題です。第三者承継の場合も譲り手と担い手の望みは相反し、自然に解決 することは少ないです。 だからこそ、承継の成功には第三者の調整役である税理士先生の力が必須です。
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