先生は、相続において不動産鑑定士へ依頼するとき、どんな基準で選ばれますか? 我々、税理士にも得意不得意があるように、実は不動産鑑定士にも同様のことが言えます。国、地方公共団体等、金融機関、民間など、依頼先の傾向から、専門性が分かれてきます。 また、専門性の傾向は、そのまま業務へのスタンスにも影響してきます。 これらのことを理解せず、不動産鑑定士ならみな一緒だと思って依頼してしまうと、業務に対する食い違いからお互いにストレスやトラブル、最終的にはお客さまの不利益になってしまうことがあります。 これは、お客さまが我々税理士に依頼するときの注意点と同じです。相続、医療など得意分野もあれば、納税者、税務署と、どちらの立場に近いかで、仕事の進め方も結果も変わってきます。 では、不動産鑑定士を見極めるポイントはどこにあり、どのような点に気を付けたらいいのでしょうか。 今回、現役の不動産鑑定の河野栄一先生に、その実態や特性など、内側まで切り込んでお話しいただきました。不動産鑑定士の4つの本音や、間違わないための13のポイントは、市販の書籍等にはない貴重な視点についてご紹介いただいています。また、報酬や契約の仕方など実務的なことまで触れています。例えば、相続での依頼は、土地勘のある地元鑑定士がよいか、避けた方がいいか? こんなことも分かります。 仕事のパートナーとして、お客さまの利益を最大限に実現するために知っておくと、差がつく興味深い内容です。
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