「融資って厳しくなるのかなあ?」。2013年3月末日に終了する予定の「中小企業金融円滑化法」を受けて、何となく気になっている経営者の方もいらっしゃるかと思います。 先生としてはどのようなコメントをされるでしょうか? 「正直、よく分からない……」。ほとんどの方がそうだと思います。 経営者と銀行、双方と日々やり取りしている銀行出身再生コンサルタントの篠崎啓嗣氏は、「実は円滑化法の終了というよりも、銀行のスタンスが変わる点が難しいところなんでしょうね」と語ります。 例えば「実抜計画」。知っていらっしゃる方は知っていますが、「何のこと?」という方もいらっしゃるかと思います。 金融業界の用語で、要は「再生計画」に近いことなのですが、こうしたものを銀行は重視するようです。 「再生計画は絵に描いた餅みたいなものでしょ?」とおっしゃられる方も多くいますが、銀行は整合性を見てきますので、非現実的なアプローチはできません。 債務解消期間、売上予測、DESを始めとした債務解消手法等、ひと通り知識を習得しておき、顧問先の資金状況が危なくなった時には手を打てると安心です。 また、3月末日までに駆け込みたい、という方にも、どのような場合であれば融資が通るか、というポイントも押さえておりますので、チェックしてみてください。
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