相続に携わっている実務家の方の間で、一番困っていることとは……「相続人同士がもめている」ことだそうです。 言われてみれば「なるほど」です。いくら相続の手続きを進められる技術があっても、相続人同士の話し合いが決まらないのではどうしようもありません。 そこで、今回の企画は先生方にご協力いただいたアンケートでも1位だった、もめた相続の解決事例、そしてもめないための予防策事例となっています。 相続の経験豊富な税理士、山本和義氏、今仲清氏、天野隆の3人が、今までの相続業務を通して、5事例ずつを話します。 相続人の関係性、及び状況というのはまさに千差万別であり、15例あったとしてもぴったりの状況、ということはまずあり得ません。 しかし、解決に至るプロセス、予防する方法論には、ご活用いただける点が必ずあると思います。 制作担当が聴いていて思ったのですが、山本氏も今仲氏も、そして天野も「相続人の心境に入る」という点は共通しているように思えました。 また、皆が納得する、という点においては、相続人それぞれの状況を理解することが重要のようです。その上で、説得できる資料、交渉が必要のようです。 ここまで忠実な現況を表した事例集はなかなかないと思います。相続のプロフェッショナルの現場の実話をお聴きください。
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