これだけは押さえておきたい・・・
(2012年12月)

お客様の心情を理解すれば
「争族」を「爽族」にできる

遺産分割でもめる3つの原因と
その対処法はこれだ
税理士法人レガシィ
代表社員税理士・公認会計士
天野 隆

 遺産分割はなぜもめるのでしょうか? 単純に相続の取得分が多い、少ないというだけではなさそうです。

 よく言われるもめる相続を「争族」(家族が争う)。この反対を天野は「爽族」(爽やかな家族)と言っています。もめることなく、話し合いにより解決し、終わる相続のことです。どの相続も「爽族」で終わりたいものですが、なかなかそうはいかず、残念ながら「争族」となってしまうこともあります。

 では、どのようなときが「争族」となりやすいのでしょうか。

 相続専門の会計事務所として、これまでにさまざまなお客さまの相続税申告のお手伝いをさせていただきましたが、もめたケースを考えてみると大きく3つに区分されます。その3つとは「お金説」「愛情説」「本家説」。

 どれも何となくお分かりいただけるかと思いますが、これまでの経験から第1巻ではなぜ相続でもめることになるのかを、現在の事情なども含め解説しております。もめやすい家族構成とは。事前にもめやすい原因が分かれば相談に乗るときの対応も違います。

 そして、第2巻では、実際に相続が発生したときのもい進め方ともめないための事前対策についてお話しさせていただきました。

 事前に相続人の方々の心情を理解できていれば、事前のご相談や実際の相続税申告のお手伝いの時など、対応に違いが生まれ、お客さまとの間に信頼が生まれます。


「多くの申告に立ち会ってわかった!
遺産分割でもめる3つの原因とその対処法はこれだ」

天野 隆 氏
第1巻  もめる理由は3つの○○の奪い合い
第2巻  相続人の心情理解 もめない進行と工夫はコレ
◆プロフィール◆
慶応義塾大学卒業後、アーサーアンダーセンで勤務。かつて、SMBCコンサルティングで経営者向け人気No.1講師。税理士法人レガシィ代表社員税理士・公認会計士。相続専門税理士法人の代表として、相続の最前線で情報を発信し、多くの支持を得る。