これだけは押さえておきたい・・・
(2012年11月)

借地権ありなしは土地評価の要である

借地権の有り無しで大違い!
評価の分岐点 その攻略
(株)経営サポートシステムズ 代表取締役
今中清税理士事務所 税理士
今中 清 氏

 「借地権」。税理士先生にとってやっかい極まりないこの課題に対して、レガシィもさまざまな商品をリリースさせていただきました。

 しかし、ここ数年は「基本に返った」ものはあまりリリースしておらず、お客さまから「借地権の基本から勉強したい」というご要望を非常に多くいただいております。

 実務ツールマニュアルの「借地権完全理解マニュアル」では、入口から出口までの評価方法を解説しておりますので、それ以外の分野からアプローチをしているのが、今回の今仲清先生の借地権です。

 相続税・贈与税の視点から、借地権の種類を特定するための変遷を第1巻で。そして、第2巻では、そもそも借地権がそこに存在しているのか、いないのかを解説。実はこの判断がその土地の評価を分ける大きな要素となるのです。

 最後には、今仲先生が今まで遭遇したさまざまな実例を元にケーススタディで解説していただきました。

 実地での練習が知識を定着するには何より有効な手段です。また、まったく同じ事例ではなくても、近い事例を見つけることによって、現在の実務課題への解決法が見つかるかもしれません。

 今仲先生は借地権のプロフェッショナルであり、造詣の深い知識から解説される借地権の仕組、評価方法は、今後の実務で存分に生かしていただけると思います。


「借地権の有り無しで大違い!
評価の分岐点 その攻略」

今中 清 氏
第1巻  借地権の変遷と原則的評価方法
第2巻  借地権の有無判断 相続・贈与でこんなに違う
第3巻  事例で見る 複雑な借地権の有無と評価
◆プロフィール◆
1951年大阪生まれ。1984年税理士事務所開業。中小企業の税務監査、経営計画の策定、経営助言を行うと同時に、不動産有効活用、相続対策の実践活動を指揮しつつ、セミナー講師としての講演は年間80回にのぼる。役職多数、著書多数。