古田土式月次決算活用講座
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第49回 古田土式月次決算書
「会社の業績が伸び悩んでいるときの解決方法」

 会社の業績が伸び悩んでいるとき。

 そんな時は、社長の仕事と社員の仕事が明確になっているかを確認してみてはいかがでしょうか。

 経営コンサルタントの一倉定さんはこの様におっしゃっていました。

 「社長の仕事は決定すること。そして、決定したことの結果に対して責任を負う
 対して、社員の仕事は実施する事。そのため、社員は行動することに対して責任を負う」

 そして、

 「目標と結果が違う場合は、

 のいずれか。

 すなわち、社員が自身の役割を認識し、会社の方針通りに動いてくれないと社長は立案の間違いにも気付けず、何に間違いがあるか気づくことができなくなってしまう。」

 中小企業の社長様は、プレイングマネージャーであるが故この線引きを社員と共有できないケースは良くあります。社長みずから営業することも大事なのですが、戦略立案をし、社長と社員の役割を明確にして共有することの方が大事です。

 戦略立案、つまり経営計画の策定は、会社の未来を決めることと同義になります。

 その未来を決めてしまうことに割く時間を節約することは、長期的に考えると、より多くの時間を消費することになるからです。

 経営計画書を作成し、社員と共有する事をお客様に提案してみてはいかがでしょうか。