多くの社長の興味は、売上が上がっているか？　お金が増えているか？　に興味があります。

　そのため、売上が大きく上がったりすると、社長も満足しているものです。

　しかし、一方で、売上が上がっているのに、赤字であることは良くあります。

　でも、その理由を社長はよく分かっていらっしゃいません。

　そうなんです。社長は、売上が上がることよりも粗利益が増えることの方が大事であることをあまり理解していらっしゃらないのです。

　その証拠に、広告宣伝費の効果を売上がどれだけ増えたかで計ります。しかし、これはナンセンスです。

　本来は、かけた広告宣伝費に対して、粗利益額がどれだけ増えているかで考えないといけないのです。

　広告費に限らず、多くの固定費は、粗利益と比較しなくてはなりません。

　なぜなら、利益がでるかどうかは、粗利益と固定費の背比べだからです。