古田土式月次決算活用講座
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第43回 古田土式月次決算書
「試算表の説明で困ったら〇〇せよ!」


 お客様の試算表をみて「売上が足りませんね・・・」なんてそのまま伝えたら、社長は、「そんなの分かってるよ」と思うに違いありません。

 でも、同じ「売上をあげましょう!」でも、少し違う言い方をするだけで、社長は「それならできそうだ!!」と元気になってくださるんです。

 この方法を理解できると、お客様の会話に困ることもかなり少なくなり、もっと試算表の説明がしたくなってしまいます。

 その方法とは「分解」です。

 私達は、どうしても試算表の数字から何かを読み取ろうとしてしまいがちです。

 でも、試算表に載っている数字は、1日1日の積み重ね1人1人の積み重ねによりできているのです。

 売上という数字だけで見るのではなく、その数字を分解するのです。

 答えが出たとき、社長は、「よし!では、今日から〇〇を対策しよう!」と未来に対して動き出すことができます。

 1週間あたり
 1日あたり
 1時間あたり
 店舗あたり
 部門あたり
 一人あたり

 すると、数字が身近になり、少し数字が変わるだけで、積み重なると大きな差になることが見えてくるのです。

 「試算表の説明で困ったら分解せよ!」

 今日は、是非これを覚えていただければと思います。