古田土式月次決算活用講座
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第38回 古田土式月次決算書
「経営計画書の全体像」

 今日は経営計画(方針編)がどんな体系になっているのかについてお伝えします。

 経営計画書は、「基本方針」と「個別方針」にわかれます。「基本方針」は会社としての方向性、考え方が中心になります。

 会社経営の幹となる部分です。幹の部分ですから、ここを作成するのは、社長一人になります。

 この基本方針を受け、具体的な行動指針となるのが、「個別方針」です。個別方針の体系については、以前に書かせていただいた通りです。

 基本的には、社長が作成するものですが、方針の内容によっては、幹部やプロジェクトリーダーも作成します。

 具体的な実施内容になりますので、実施する社員が理解しやすいものである必要があるからです。

 多くの会社では、経営計画書を作成しておりません。

 仮に作成していたとしても、銀行提出用に対外的に報告する内容のものがほとんどです。

 これでは、絶対に会社はよくなりません。

 なぜなら、実践する主役である社員が実践しやすい形になっていないからです。

 本当に良い会社を作りたいのであれば、ただの報告用の経営計画書ではなく、現場で使われる実践型の経営計画書を作成する必要があります。

 現場で使われる経営計画書になれば、経営計画の内容を実践することになりますので、否が応でも会社はよくなってしまうのです。

 会社を良くする実践型の経営計画書作成支援。

 是非、先生の事務所でも実践してみてはいかがでしょうか。