古田土式月次決算活用講座
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第15回 古田土式月次決算書
「銀行が見る2つの視点」

 あなたは、銀行がどうやって会社を見ているかご存知でしょうか?

 銀行は、大きく2つの面から会社を判断しています。

 1つは、定性評価。業界の成長性や社長の姿勢など、数字では計れない要素です。

 もう1つは、定量評価。こちらは、定性評価と逆で、数字ですべて判断できてしまうものです。

 すなわち、決算書の数字から判断します。

 では、この定性評価と定量評価。銀行はどちらを重視すると思いますか?


・・・
・・・

 考えていただきましたか?

 では、答えを発表します。

 答えは、「定量評価」です。

 そうなると重要なのは、「決算書の数字」ということになります。

 では、その決算書の数字を作るのは誰でしょうか?

 はい、私達会計事務所ですね。

 当然お客様あっての決算書ではありますが、銀行の評価をあなたが理解している上で、アドバイスしているのとそうでないのとでは、融資の際に大きな差がでますし、銀行の評価ポイントが分かっていれば、期中もお客様を導く方向性も見えてきます。

 そうです。

 会計事務所が、銀行の評価を理解することによって、お客様により有益な情報を提供することができるのです。