古田土式月次決算活用講座
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第 3回 古田土式月次決算書で「ちょうどいい人件費」を伝える

 たまに社長からこんな質問されますよね。

 「こんど社員が辞めるんで採用してもいいですよね」

 あなたならどんな答えを出しますか?

 安直に「そうですね」とは言えないと思っています。

 そのひとつの指標として労働分配率があります。

 もし売上高・粗利益額が減少しているのなら、それに人件費も対応させなくてはいけないはずです。

 だから、社員さんがやめることによって丁度いい塩梅で労働分配率を安定させることができるのならむしろ採用しないほうが正解ですよね。

 また、仕事できる人が辞めるのであれば、あらたに採用すると採用・教育のコストがかかりますよね。

 さらには、辞めた人並みの売上を稼ぐのには時間がかかりますから相当な金額がマイナスになるはずです。

 だからこそ、マイナス成長の場合には残されたメンバーでいかに粗利益額を保てるかを考えなくてはいけないですよね。


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