古田土式月次決算活用講座
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第 1回 古田土式月次決算書で「利益とお金の違い」を伝える

 「全然お金増えないんだけどなんでだろう?」

 ちゃんと月次決算報告をしているにもかかわらずたまに社長に言われます。

 ”古田土式”月次決算書には、毎月キャッシュフロー計算書があるので、お金の出入りはちゃんと説明しているつもりなのですが、それでも聞かれます。

 会計事務所で働く人からしたら「嘘でしょ!?」と思われるかもしれませんが、中小企業経営者の方々が陥る勘違いをお伝えしますね。

 それは、「借入金の返済=費用」だと思っている方が意外と多いんです。

 つまり、社長は「利益≒お金」だと思ってるっていうことなんです。

 キャッシュフロー計算書を見ていただければ分かるかとは思うんですが、(キャッシュフロー計算書見てなくても分かりますよね。)これ、本当の話ですからね。

 だから、年に数回しかお金の話をしないとこうなっちゃう傾向はより一層高いですよ。

 「社長! 前に言ったじゃないですか!!!」なんて通用しませんよ。

 社長であっても忘れるものは忘れるものなんですから。

 「会社は赤字だから潰れるのではなく、お金がなくなるから潰れるんです。」

 だから、P/Lだけではなく、しっかりB/Sもキャッシュフローも大事にしてくださいね。

 毎月毎月しっかり月次決算書でお金の流れを説明しなくてはいけないんです。


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