第104回 中小企業の「強み」を活かし、経営力を高める!!

小が大を超えるマーケティングの法則(岩崎邦彦氏著・日本経済新聞出版社) 「小が大を超えるマーケティングの法則」(岩崎邦彦氏著・日本経済新聞出版社)という書籍の中に、「小さな店にひかれる人々」の5つの特性が書かれていました。

 人々が小さな店(=中小企業といってもいいでしょう)にひかれる特性は次の5つです。

 特性   その1 「本物志向」が強い
小さな店にひかれる人々は、「個性」「こだわり」「専門性」を重視する消費者である。

 特性   その2 「人的コミュニケーション志向」が強い
小さな店にひかれる人々は、「店員からのアドバイス」「店員とのコミュニケーション」「店員の親しみやすさ」を重視する消費者層である。

 特性   その3 「関係性志向」が強い
小さな店にひかれる人々は、「『買い物はここ』と決めている店が多い」「気に入った店は、できるだけ長く使い続けたい」と考える消費者層である。つまり、企業との関係性=きずなを重視する。

 特性   その4 「地元志向」が強い
小さな店にひかれる人々は、「家の近くで買い物がしたい」「歩いて行ける範囲で買い物がしたい」と考える消費者層である。

 特性   その5 「低価格志向」ではない
小さな店にひかれる人々ほど、「価格の安さ」「安売り・バーゲンセール」を重視しない。いいものは購入するという非価格志向の消費者層である

 これらの人々の小規模にひかれる5つの特性を「強み」に変えていくためには、3つの力を高めていくことが重要です。

 それは、

 第一は、「ほんもの力」です。自社の商品を磨く「本物志向」と「非価格志向」に対応する力が「ほんもの力」です。

 第二は、「きずな力」です。お客様との「関係性志向」と「地元志向」に対応する力が「きずな力」です。

 第三は、「コミュニケーション力」です。「人的コミュニケーション志向」に対応する力です。


 中小企業の経営者が、自社の「ほんもの力」「きずな力」「コミュニケーション力」を向上する上で、「マネージメントパワー」が大きな力を発揮します。

 自社の特性、社長ご自身の経営に対する考えを一度整理し、その上でどの力を伸ばしていけばよいかを把握しましょう。「マネージメントパワー」では、アンケート形式の質問に5段階で答えていくことで会社経営に対する考えの方向性が見えてきます。レーダーチャートでそれぞれの要素の強さがわかるので、強み弱みを把握し、自社が生き残るための戦略としての経営理念、そしてそれを実現するための実践経営計画の策定へと進んでいきます。しかし、これらの診断や策定は専門家の力が必要です。「マネージメントパワー」のできる税理士・会計事務所にサポートしてもらい、自社の発展につなげていきましょう。


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