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先端設備スキームのリース会計の取扱い案が公表
(14/03/10)

 企業会計基準委員会(ASBJ)は3月7日、実務対応報告公開草案「リース手法を利用した先端設備等投資支援スキームに関する借手の会計処理の取扱い(案)」を公表した。これは、産業競争力強化法に盛り込まれたリースを使った新しいスキームの会計処理について実務対応報告(案)として取りまとめたもの。先端設備スキームがファイナンス・リース取引に該当するかどうかの判断は、現行の取扱いを踏襲する案となっている。また、変動リース料はリース料総額に含めて取り扱うこととしている。

 今回のスキームのうち、変動型又はハイブリッド型についてオペレーティング・リース取引と判定されたものについては、解約不能の未経過リース料の注記に、貸借対照表日における借手による合理的な見積額に基づく変動リース料の未経過分を含めることとされている。

 なお、経済産業省から「リース手法を活用した先端設備等導入促進補償制度推進費補助金に係る基金設置法人」に選定された一般社団法人低炭素投資促進機構は3月4日に「リース手法を活用した先端設備等導入促進補償制度推進事業事務取扱要領」等を公表済み。

 ASBJでは5月7日まで意見募集した後、正式決定を行う予定。適用は公表日以後から。

リース手法を活用した先端設備等導入促進補償制度推進事業実施要領
リース手法を活用した先端設備等導入促進事業事務取扱要領

(情報提供:日本IPO実務検定協会


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